”複数の転職エージェントを使うのってあり?”
”複数の転職エージェントを使う際の注意点はなに?”
本記事では、これらの声に答えていきます。
複数の転職エージェントを利用するのは良くても、いくつかの注意点があります。
私自身転職エージェントに勤めていた経験があるので、転職エージェントの中身も併せてお伝えします。
KENMORI
本記事で解説すること
- 複数の転職エージェントを使う際の注意点!失敗しないために知っておきたいこと
- 複数の転職エージェントを利用するメリットとデメリット
- 転職エージェントと転職サイトの登録数の平均値と適切な数とは?
本記事ではこれらを解説していきます。
複数の転職エージェントを使う際の注意点【失敗しないために】
まず、複数の転職エージェントを使うのは問題ありません。
ですが、複数の転職エージェントを使う際にはいくつかの注意があります。
- 他の転職エージェントも使っていることを伝えておく
- 職種が決まっているのであれば特化型の転職エージェントを使う
- やりたい仕事が決まってない方は総合型の転職エージェントを使う
順に解説します。
他の転職エージェントも使っていることを伝えておく
例えば、転職エージェントAに
実は転職エージェントBとCも使ってて…。
と伝えたとします。
そうなると転職エージェント側は
- 「複数の転職エージェントを使っているということは転職への熱量があるな」
- 「他の転職エージェントに取られる前に優先的にこの人を転職サポートしよう」
など、あなたの転職サポートが手厚くなる可能性が高いです。
上記は私が転職エージェントで働いた実体験でもあります。
さらに、私の上司や同僚も同じような感覚でした。
他の転職エージェントを使っていることを伝えるのは、意外にもメリットが多いです。
職種が決まっているのであれば特化型の転職エージェントを使う
もしも、転職したい職種が決まっているのであれば、総合型ではなく特化型の転職エージェントを使うべきです。
反対に総合型を使ってしまうと、転職活動期間が長引く・良い求人が見つからないなどデメリットが発生します。
- 総合型の転職エージェント:様々な職種の求人を扱っている
- 特化型の転職エージェント:【ITエンジニア求人のみ】など特定の求人に特化
さらに、特化型の転職エージェントには【第二新卒・20代のみ】といった年齢に特化している場合もあります。
まず、特化型の転職エージェントの担当者はその分野の知識が豊富です。
なので、その職種や業種の専門用語などもすんなりと伝わります。
ですが、総合型の転職エージェントだと専門用語が伝わらないことがあるので、時間の無駄です。
特化型の転職エージェントの中には『前職でその分野の実務経験がある』という担当者も結構います。
さらに、特化型の転職エージェントは総合型と比べても、特化した分野の求人数がかなり多いです。
働きたい職種が決まっているのであれば、その分野に特化した転職エージェントを使うのは大きなメリットです。
やりたい仕事が決まってない方は総合型の転職エージェントを使う
総合型の転職エージェントには、多種多様な職種の求人を扱っています。
特にやりたい仕事が決まってないな…。
という求職者の方は様々な職種の求人を知ることで、やりたい仕事が見つかる可能性があります。
ただ、転職エージェントに「特にやりたい仕事は決まってないんですが…」と伝えると、「この営業職はどうですか?」と特定の職種や業種の求人を紹介される可能性があります。
1枚、2枚の求人をポンと紹介されるイメージです。
その求人が自分に合っていれば特に問題はありません。
ですが、急に特定の求人を出された場合は、転職エージェントがただただ紹介したいだけというケースがあります。
要するに、求職者側のことは何も考えていない可能性があるということです。
その求人は転職エージェントの担当者が売り上げ作りで紹介しているかもしれませんし、ブラック企業の求人かもしれません。
急に特定の求人を紹介された際は少し注意しましょう。
おすすめの転職サイト・エージェント
- リブズ(転職サイト)
【公式】
https://career.prismy.jp/
マイナーな転職サイトは穴場的な求人が見つかります。(無料)
- 第二新卒エージェントneo
【公式】
https://www.daini-agent.jp/
学歴や職歴は問われません。20代特化。(無料)
- アデコ(転職エージェント)
【公式】
https://www.adecco.co.jp/
30代以上も使える転職エージェント。転職活動全般のサポートをしてもらえます(無料)
複数の転職エージェントを利用するメリットとデメリット
複数の転職エージェントを使うと基本的に転職活動が効率的に進みますし、規約違反でもありません。
ですが、複数の転職エージェントを利用するとメリットとデメリットが発生するのは事実です。
複数の転職エージェントを利用するメリット | 複数の転職エージェントを利用するデメリット |
---|---|
多くの求人を知ることが可能(非公開求人含め) 転職エージェントの担当者の比較が出来る | 連絡が多くなる 選択肢が多すぎて決められなくなる |
以下では、まず複数の転職エージェントを利用するメリットを解説します。
【メリット①】多くの求人を知ることが可能
複数の転職エージェントを利用すれば、1つでも多くの求人を知ることができます。(非公開求人も含めて)
これは複数の転職エージェントを使う最大のメリットです。
しかし、
でも、転職エージェントってどれも求人は一緒でしょ?
という疑問があるかもしれません。
実は、転職エージェントの求人というのは転職エージェントごとにかなり異なります。
例えば、A社の転職エージェントにはあなたに合う求人が10社ほどあり、B社の転職エージェントにはあなたに合う求人がまったく無いということがあり得ます。
もしも、最初に登録した転職エージェントがA社であればいいですが、B社だった場合はあなたはの転職活動は長引きます。
多くの求人を知れるという点は、複数の転職エージェントを使うメリットです。
>> 20代におすすめの転職サイト・エージェント【若者に特化】
【メリット②】転職エージェントの担当者の比較ができる
実際に使ってみると分かりますが、転職エージェントの担当者の対応は個々でかなり異なります。
複数の転職エージェントを使ってみて具体的に比較できる点としては、
- 担当者の言葉遣い
- 担当者の知識量
- 担当者からの連絡の頻度
- 担当者が求職者の意図を汲む能力
- 担当者のメールまたはLINEの文面
などが挙げられます。
同じ転職エージェントでも担当者ごとに能力の違いがあったりもします。
いずれにしても、複数の転職エージェントを使うことであなたに合った担当者が見つかるかもしれません。
以下からは、複数の転職エージェントを使うデメリットを解説します。
【デメリット①】転職エージェントからの連絡が多くなる
転職エージェントからの連絡が多くなるのは、複数の転職エージェントを利用する最大のデメリットです。
これは本当にめんどうです。
メール・電話・LINEのどの方法で連絡を取るかは、求職者または転職エージェントごとに異なります。
例えば、5つの転職エージェントを使い、そのすべての連絡手段がメールだとします。
その結果、すべての転職エージェントからのメールの合計が、1週間で50通を超えることが普通にあり得ます。
なので、転職エージェントを複数利用する場合は、利用数に注意が必要です。
複数の転職エージェントを使いすぎると、連絡が多すぎて転職活動のモチベーションも下がります。
余談ですが、転職エージェントよりも転職サイトのほうが連絡が少ないです。
自分に合いそうな転職サイトを探したい方は以下の記事を参考にしてみてください。
>> 未経験におすすめの転職サイト9選【エージェント情報は除外】
【デメリット②】選択肢が多すぎて決められなくなる
先ほど、複数の転職エージェントを利用するメリットとして『多くの求人を知ることが可能』と解説しました。
ですが、これにはメリットとデメリットが存在します。
転職エージェントからの求人紹介は、1つの転職エージェントでも10以上の求人を紹介されることがあります。
その為、複数の転職エージェントを利用すると紹介される求人の合計はさらに増えます。
上記は1つの転職エージェントを利用する際の意見ですが、複数の転職エージェントを利用すると選択肢がもっと増えます。
そして、選択肢があまりにも多いと、どの求人に応募していいのか分からなくなります。
その結果、転職活動期間が延びてしまうなどのデメリットが発生する可能性があります。
選択肢が多すぎるのも考えものです。
転職エージェントと転職サイトの登録数の平均値と適切な数とは?
転職エージェントや転職サイトはいくら登録しても大丈夫です。
ですが、複数の登録は『連絡が多くなる』などのデメリットがあるのも確かです。
以下は、大手の転職エージェントリクルートエージェントが行った「就職活動で転職サイト・エージェントはいくつ登録しましたか?」というアンケート結果です。
上記のように1社〜3社の転職サイト・転職エージェントを使った方が多いです。
平均の登録社数は2.3社という結果です。
上記のアンケート結果を見て、”転職エージェントは一つに絞ってほうがいいのかな?”と思った方がいるかもしれません。
すでに複数の転職エージェントを使っている方は、一つに絞ってしまうのもありです。
転職エージェントを一つに絞る際のポイントは?
転職エージェントを一つに絞る際のポイントは大きく2つです。
- 担当者(キャリアアドバイザー)との相性で絞る
- 転職サポート内容があなたに合っているかで絞る
まず、担当者との相性は結構重要です。
担当者との相性が合わないと日々の転職サポートがストレスですし、転職活動自体のモチベーションも下がっていきます。
なので、先ほど紹介した【メリット②】転職エージェントの担当者の比較ができるの担当者例を参考にしてみてください。
そして2つ目は、転職サポート内容があなたに合っているかどうかです。
例えば、転職エージェントの中には、面接練習や面接同行を行なっている場合があります。
これらは面接が苦手な方には大きなメリットですが、面接がそこまで苦手では無い方にとっては特にいらないサポートです。
転職エージェントを一つに絞る際は、2つのポイントを気にしてみてください。
複数の転職エージェントを一つに絞るときはなんて連絡すればいい?【利用を断る方法】
複数の転職エージェントの中から他の転職エージェントの利用を断る方法としては、
- 「他の転職エージェントでサポートをしてもらうことにしたので、〇〇での転職サポートは終了というかたちにしてもらいたいです」
- 「色々なエージェントを使っていると連絡が多くなるので、一旦〇〇の転職サポートは止めてもらいたいんですが」
- 「他で転職が決まったので、これ以上の連絡は結構です」
などが挙げられます。
3つ目の連絡に関しては嘘でも構わないのですが、また使いたくなったときに使いにくくなるというデメリットがあります。
連絡を無視するのはどう?
転職エージェントからの連絡を無視しても規約違反ではありませんし、違約金などが発生することもありません。
ですが、このケースもまた使いたくなったときに使いにくくなります。
いずれにしても、複数の転職エージェントを一つに絞る方法は様々です。
おすすめの転職サイト・エージェント
- リブズ(転職サイト)
【公式】
https://career.prismy.jp/
マイナーな転職サイトは穴場的な求人が見つかります。(無料)
- 第二新卒エージェントneo
【公式】
https://www.daini-agent.jp/
学歴や職歴は問われません。20代特化。(無料)
- アデコ(転職エージェント)
【公式】
https://www.adecco.co.jp/
30代以上も利用可能。オンラインで完結するので利用が手軽に使えます。(無料)
複数の転職エージェント利用の3つの注意【一つに絞る際の考え方】:まとめ
本記事では下記を紹介しました。
- 複数の転職エージェントを使う際の注意点!失敗しないために知っておきたいこと
- 複数の転職エージェントを利用するメリットとデメリット
- 転職エージェントと転職サイトの登録数の平均値と適切な数とは?
最後まで読んでいただきありがとうございます。
転職エージェントは無料で使えるので、複数使っても金銭的な損がありません。
転職活動は誰かの手を借りながら、効率良く行なったほうが手っ取り早いです。