”転職エージェントが報酬を得る仕組みってどんな感じ?”
”転職エージェントが利益を得る仕組みが知りたい!”
本記事では、これらの声に答えていきます。
転職エージェントの報酬が発生する仕組みはシンプルです。
そして、転職エージェントの利益が減る仕組みもシンプルです。
本記事では私自身が転職エージェントで働いた実体験を基に解説します。
KENMORI
本記事で解説すること
- 転職エージェントが報酬・利益を得る仕組み
- 転職エージェントの利益が減る3つの仕組み
実体験からこれらを解説します。
転職エージェントが報酬・利益を得る仕組み
転職エージェントが報酬・利益を得る方法は、基本的に成功報酬型です。
成功報酬型とは、その名の通り『成果が出たタイミングで報酬が発生する』ということです。
転職エージェントの成果って、仕事を探している人が転職に成功したとき?
その通りです。
転職エージェントの成果は、求職者(仕事を探している方)が転職に成功したことを指します。
以下は、転職エージェントが報酬・利益を得る為の簡単な流れです。
上記にも記載していますが、転職エージェントの報酬は理論年収から算出されることが多いです。
転職エージェントの報酬で重要な『理論年収』という考え方
転職エージェントの報酬は、求職者の理論年収で決定します。
理論年収とは『もしも、この人がこの企業に転職したらこれくらいの年収だよね』といったことです。
そして、この理論年収の10%〜30%の紹介手数料が転職エージェントへの報酬になります。
例えば、理論年収が300万円の方が紹介手数料30%の転職エージェントで転職をした場合。
300万円×30%=90万円
となり、企業は紹介手数料として転職エージェントに90万円の報酬を支払います。
大手の転職エージェントの紹介手数料は高い?
先ほど、転職エージェントの紹介手数料は10%〜30%と解説しましたが、大手の転職エージェントだから紹介手数料が高いという訳ではありません。
中小の転職エージェントも紹介手数料が高い場合もあります。
転職エージェントごとの紹介手数料の具体的な金額が知りたいな。
と思う方がいるかもしれません。
ですが、転職エージェントの紹介手数料は以下のような特徴があります。
- 社外秘になっている
- 企業ごとに紹介手数料を変えている
- 転職エージェントの規約改定で変動している
その為、転職エージェントごとの紹介手数料を知る為には、転職エージェントと直接コンタクトを取るか、転職エージェントと契約をする必要があります。
ネットで調べると、転職エージェントの紹介手数料が書いてある場合がありますが、あまり鵜呑みにしないことをおすすめします。
転職エージェントの利益が減る3つの仕組み
転職エージェントは、求職者を転職成功させ利益をもらい終了。という訳ではありません。
転職エージェントには、得た利益が直接的に減る仕組みと間接的に減る仕組みがあります。
- 紹介料(成功報酬)の返金
- 取引先企業からの信頼を失う
- 転職した方からの不満
順に解説します。
紹介手数料(成功報酬)の返金
先ほども解説した通り、転職エージェントへの報酬が発生するタイミングは、求職者が転職に成功したタイミングです。
しかし、転職に成功した方が数ヶ月などの早期退職になった場合は、基本的に紹介料の返金が発生します。
入社から1ヶ月以内の退職 | 紹介手数料の80%返金 |
1ヶ月〜3ヶ月以内の退職 | 紹介手数料の50%返金 |
3ヶ月〜半年以内の退職 | 紹介手数料の30%返金 |
上記は例ですが、転職者がいつまでに退職したかによって、紹介手数料の返金のパーセンテージが変わることが多いです。
その為、転職エージェントは得た利益を減らさない為に、転職成功者のサポートを転職後も続けるケースがあります。
さらに、転職成功者が早期退職をしてしまうと、間接的にも利益が減っていきます。
取引先企業からの信頼を失う
ここからは、転職エージェントが間接的に利益を減らしてしまう仕組みです。
営業職では当然ですが、転職エージェントも取引先企業との信頼は重要です。
例えば、転職エージェントが求職者を企業に斡旋した際に、
この前紹介してくれた○○さん。すっごく頑張ってくれてるよ。また採用をするときは宜しくね!
と、企業に合った求職者を紹介すると、次に繋がっていきます。
しかし、これには逆のパターンもあり得ます。
2ヶ月前に紹介してくれた○○さん。もう辞めるって。返金だけ宜しく
こうなってしまうと、転職エージェントは
- 返金発生の為、利益を減らす
- 企業からの信頼を無くし、今後も人材の紹介ができない
- 企業間で転職エージェントの悪い噂が広まる
などの直接的な利益だけでなく、間接的な利益も減らしていきます。
転職した方からの不満
転職エージェントを利用した方の中には、
という経験をしてしまう場合があります。
上記のツイートは具体的な転職エージェント名を出していませんが、具体的な転職エージェント名が出ていた場合は、間接的な利益を減らすことになります。
悪い評判が多い転職エージェントは、誰も使いたくないですよね。
現代ではSNSが多くあり、個人の発信がしやすい時代です。
転職エージェントは間接的な利益を減らさない為にも、求職者全員にしっかりした転職サポートをする必要があります。
おすすめの転職サイト・エージェント
- リブズ(転職サイト)
【公式】
https://career.prismy.jp/
マイナーな転職サイトは穴場的な求人が見つかります。(無料)
- 第二新卒エージェントneo
【公式】
https://www.daini-agent.jp/
学歴や職歴は問われません。20代特化。(無料)
- アデコ(転職エージェント)
【公式】
https://www.adecco.co.jp/
30代以上も使える転職エージェント。転職活動全般のサポートをしてもらえます(無料)
転職エージェントの報酬・利益に関するよくある質問
転職エージェントが報酬・利益を得る仕組み【理論年収とは】:まとめ
本記事では下記を紹介しました。
- 転職エージェントが報酬・利益を得る仕組み
- 転職エージェントの利益が減る3つの仕組み
最後まで読んでいただきありがとうございました。
転職エージェントの報酬を支払うのは企業です。
求職者側は料金を支払うことは基本的にありません。
【関連記事】
>> 転職エージェントの放置は良くない?【利用したいのに連絡が来ない原因】
>> 転職エージェントに見捨てられる原因って何?【実際に働いた経験談】