”私って志望動機を難しく考えすぎてる?”
”志望動機を考えるのが難しい…”
本記事では、これらの声に答えていきます。
どの業界に転職するにしても、志望動機は避けて通れません。
特に未経験の業界への転職は『なぜこの業界に転職したいのだろう?』という疑問を解消する必要があります。
【KENMORI転職】の筆者経歴
新卒で入社した会社を3ヶ月で退職
↓
フリーター
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2社目の正社員を11ヶ月で退職
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約半年の空白期間
↓
(契約社員を2週間で退職)
↓
現在3社目の正社員
私自身も、転職の度に志望動機を考えて内定をもらってきました。
KENMORI
本記事で解説すること
- 志望動機を難しく考えすぎな原因
- 志望動機を難しく考えすぎてしまう方の簡単な対策
- 【難しくない】志望動機を考えるための3つのポイント
本記事ではこれらを解説していきます。
志望動機を難しく考えすぎな原因
志望動機を難しく考えすぎな原因は以下です。
- 待遇や勤務地など条件だけで選んでいるため
- 「なんとなくやってみたいだけ」だから志望動機を考えるのが難しい
- 他の転職希望者との差別化を狙いすぎている
順に解説します。
待遇や勤務地など条件だけで選んでいるため
志望動機を難しく考えすぎる理由が、求人の選び方にある場合があります。
- この求人は事務仕事だから応募したい
- この求人は転勤が無いから応募したい
- この求人はリモートで働けるから応募したい
など、求人に応募する理由が条件面だと、志望動機を考えるのが難しいです。
じゃあ、条件面だけで求人を選んじゃいけないの?
と思うかもしれませんが、特にダメな訳ではありません。
求人選びで条件面を見るのは自然です。
「なんとなくやってみたいだけ」だから志望動機を考えるのが難しい
志望動機を難しく考えすぎな方は、『なんとなくその仕事をやってみたいだけ』ではありませんか?
これは間違った考え方ではありませんし、例えばやったことのない仕事の場合に『なんとなくその仕事をやってみたいだけ』と思うのも無理はありません。
ですが、その『なんとなくやってみたいだけ』には、求人のなにかしらに興味を持っているはずです。
求人に興味を持った点
- 昔から興味があった仕事
- 給料が良い求人だった
- 職場の写真の雰囲気が良さそうだった
など、あなたがその求人に興味を持った理由が必ずあります。
『なんとなくその仕事をやってみたいだけ』という状態から、『求人のここに興味を持った』となれば志望動機を作るのは難しくありません。
例えば、給料が良い求人に興味を持ったのであれば、この求人はなぜ給料が良いのかを考えます。
- 伸びている業界だから
- 会社の経営が順調だから
- 歩合制で結果が給料に反映されやすいから
など、給料が良い理由というのはいくつか挙げることが出来ます。
その結果、2の会社の経営が順調だから給料が良いことが判明したとします。
でも、会社の経営が順調かどうかって、どうやって調べるの?
と思う方がいるかもしれませんが、企業のHPに売上高や会社規模について書いてあることが多いです。
その次に行うことは、なぜその会社は利益が良いのかを考えます。
- 他社よりもサービスが良いから
- そのマーケットを先行しているから
- 試行錯誤を繰り返しているから
など、なぜその会社の利益が上がっているのかを考えます。
上記の3については、企業のHPなどを見れば試行錯誤していることが分かることが多いです。
その会社の経営が順調な理由が、試行錯誤を繰り返していると判明したとします。
この時点で志望動機を作成することが可能です。
《具体例》
「私は御社が考えた〇〇といったサービスのような、まだ世の中にない新たなサービスを作っていきたいと思い御社に志望しました。さらに、御社は新規事業を次々と出しており、チャレンジングな風土が魅力的であると感じています。私は…(前職の経験・今まで学んできたスキル・具体的にどうやって会社に貢献するかなどを加える)」
というように、『会社の経営が順調』という情報だけでも志望動機は作れます。
他の転職希望者との差別化を狙いすぎている
面接や書類選考な中でも、志望動機は自由度が高い回答です。
その為、人によっては
他の人よりも良い志望動機にしないと…!
と考えすぎてしまう場合があります。
結論ですが、他の転職希望者との差別化を狙いすぎると、志望動機を考えるのがかなり難しくなります。
というのも、他の転職希望者がどんな志望動機を言うのを予測することは不可能です。
予測できないことは対策の仕様がありません。
基本的に志望動機は、
- 今までの経験
- 自身のスキル
- あなたの考え
など、あなた独自の能力や考え方を伝えることが重要です。
他人がどう言うかよりも、自分が伝えられるベストな志望動機を考えることが重要です。
志望動機を難しく考えすぎてしまう方の簡単な対策
志望動機を難しく考えすぎてしまう方の対策は以下で。
- 第二新卒なら学生の頃の経験を話してもOK
- 前職との関連+その会社の強み
- 「勘です」と答えてみる
どれも簡単な方法なので、試してみる価値はあるかと思います。
第二新卒なら学生の頃の経験を話してもOK
社会人を経験すると、
”面接で学生の頃のことを言っても意味ないんでしょ?”
と思いがちですが、そんなことはありません。
学生の頃にやっていたこと
- 高校の部活
- 大学のサークル
- 学生時代に好きだったこと
上記を志望動機に織り交ぜるのは、有効な手段です。
面接の志望動機具体例
《具体例》
「私は高校の軽音楽部でバンド活動をしていました。大学進学と同時にバンドは解散しましたが、音楽は今も好きで聴き続けています。大学時にも音楽関連の仕事に就くため就職活動をしていましたが、内定を頂くことは出来ませんでした。別の業界に就職することは出来ましたが、やはり私は音楽が好きで、音楽に関わる仕事がしたい、と思い御社に志望させて頂きました。さらに○○に携わる事が出来るのは御社だけであり、その事も御社に志望した理由です」
このように実務経験が無くても、学生の頃の体験談で話せるようなことがあれば話すべきです。
履歴書に書く際には、最後に『実務経験がありませんが、一日でも早く戦力になれるよう努めますので宜しくお願い致します。』といった文言を付け加えるのがおすすめです。
志望動機を難しく考えすぎてしまう場合は、学生の頃の体験談を話しましょう。
しかし、これの注意点は第二新卒までが有効という点です。
第二新卒の定義は以下です。
「第二新卒」の統一された定義は特にありません。
新卒入社で2~3年勤務した後に転職活動をしている人、ないし、新卒入社をせずに卒業後2~3年経過してから就職活動をする人を「第二新卒」と呼ぶのが一般的です。
引用:「第二新卒」っていつまで?|転職ならdoda(デューダ)
第二新卒の定義は曖昧ですが、年齢で言うと27歳〜28歳程度です。
30歳以上の方の場合、学生の頃の経験を志望動機に使うのはおすすめしません。
前職との関連+その会社の強み
タイトルだけでは理解しづらいと思うので、下記がその手順です。
前職での経験が活かせること&その会社の強みに惹かれたことを志望動機として伝える。
さらに『その会社でなければいけない』ということが志望動機にプラス出来ると尚良いです。
面接の志望動機具体例
《具体例》
「前職はオーダーメードのものを取り扱う職場で勤めていましたが、そこで特に重要なのがお客様の要望に応えることです。御社で販売している○○はオーダーメードでの提供をしていて、お客様の要望に応えるといった前職のスキルは活かせると思います。さらに、御社では○○の販売も新たに始められ、私も数年前からその物自体に興味があり、別のブランドの製品を長年使用していましたが、1年前程から実際に御社の製品を使用しています。御社の製品は、とても使いやすいと感じています。私自身が御社の製品が好きになった事もありますが、新たな分野の販売に挑戦していく御社の姿勢に共感し、御社に志望しました。」
長いですよね。申し訳ないです。
しかし、文字にすると長いですが実際に話してみるとあっという間です。
具体例にもある通り『その製品が好き!』・『その分野に興味がある!』といった事は必ず伝えましょう。
転職先の製品を使った感想を答えたい場合は、実際に買って使ったほうがいいですが、高額な商品だと正直買いたくないですよね。
その場合は、Amazonなどの製品レビューを参考するのも1つの手です。
「勘です」と答えてみる
「なぜ弊社に志望したんですか?」
「御社でなら活躍出来ると感じたからです。」
「なぜ活躍出来ると思うのですか?」
「勘です!」
上記は、以前私が働いていた社長から聞いた面接です。
この面接は社長面接の場で、転職希望者の答えに社長は笑ってしまい、結果的に採用したとのことです。
正直、この志望動機の答えはイチかバチかです。
面接官によっては、もちろん不採用だってあり得ます。
しかし、そもそも面接に正解不正解はありません。
志望動機を難しく考えすぎな方は、これくらいライトな答えでも内定がもらえるケースがあることを念頭に置いておくことをおすすめします。
おすすめの転職サイト・エージェント
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【難しくない】志望動機を考えるための3つのポイント
志望動機で重要なポイントを押さえておけば、志望動機を考えるのはそこまで難しくありません。
以下が志望動機を考えるために重要な3つのポイントです。
- 企業に共感する
- 前職の経験と関連付ける必要はない
- その会社でなければいけないことを伝える
こちらも順に紹介します。
企業に共感する
志望動機を考える上で重要なポイントの1つは、企業への共感です。
上記の動画のポイント1には『応募企業ならではの魅力や共感できる特徴を話す』とあります。
企業の共感できるところ例
- 企業理念
- 企業の経営方針
- 社長の考え方
特におすすめなのが、社長の考え方に共感することです。
社長の考え方に共感した上で志望動機を作ると、
- 企業をよく調べている感が出せる
- 社長面接でかなりの好印象を残せる
- その企業独自の志望動機になりやすい
といったメリットがあります。
人間関係でも同様ですが、自分の考え方に共感してくれるのは好印象を与えやすいです。
”企業に共感できるところがなにもない…”という方は、以下の記事が参考になるかもしれません。
>> 【実際に使った】志望動機なんてねーよを攻略する3つの方法
前職の経験と関連付ける必要はない
志望動機を考える際に、前職の経験と関連付けられるのであれば、それに越したことはありません。
今ままでの経験を交えた志望動機は説得力があります。
ですが、必ずしも前職の経験と志望動機を関連付ける必要はありません。
例えば、完全なる未経験の仕事だと関連性がなにも無いことがありますが、その場合は
- なぜ未経験で働きたいのか
- なぜ今まで未経験だったのか
これら2つを解消する志望動機を考えればOKです。
反対に上記の2つを解消出来ない志望動機の場合は、面接官に首をかしげられてしまうので注意が必要です(私の実体験です)
その会社でなければいけないことを伝える
志望動機は文字通り『その会社を志望する動機』を答える必要があります。
言い換えると、『その会社でなければいけない理由』を答えなくてはいけません。
いや、それは難しいじゃん…。
と感じるかもしれませんが、そこまで難しくありません。
応募したい企業の情報を収集していけば、なんとなくその企業独自の特徴が見えてきます。
その特徴を志望動機に加えると、『その会社でなければいけない理由』が自然と完成します。
企業独自の情報は、
- ネット検索
- SNS
- ニュース記事
などで知ることが可能です。
情報収集に時間を取られるかもしれませんが、『その会社でなければいけない理由』が含まれた志望動機は強いです。
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志望動機を難しく考えすぎな原因と大切な3つのポイント:まとめ
本記事では以下を紹介しました。
- 志望動機を難しく考えすぎな原因
- 志望動機を難しく考えすぎてしまう方の簡単な対策
- 【難しくない】志望動機を考えるための3つのポイント
最後まで読んでいただきありがとうございます。
志望動機が難しくて書けないということは、まだその企業のことをあまり知らないからかもしれません。
企業研究をしていくと、その企業に対する志望動機に【具体性と独自性】が生まれてきます。
そのことについては次の記事で解説しています。
>> 転職の面接ってどんな感じ?【99%聞かれる4つの質問】
【関連記事】