”退職日よりも早く辞めたい…”
”会社を早く辞めたい場合はどうしたらいい…?”
本記事では、これらの声に答えていきます。
退職日よりも早く辞めたいのであれば、強行的な手段で辞めましょう。
会社を1日でも早く辞めたい場合は、正攻法では通用しません。
【KENMORI転職】の筆者経歴
新卒で入社した会社を3ヶ月で退職
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フリーター
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2社目の正社員を11ヶ月で退職
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約半年の空白期間
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(契約社員を2週間で退職)
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現在3社目の正社員
私は何度か転職した経験があり、仕事を早く辞めたいと思った経験も何度もあります。
KENMORI
本記事で解説すること
- 退職日より早く辞めたいのであれば待つ必要はない理由
- 会社を早く辞めたいけど2週間が限界?
- 会社を早く辞めたい時の対策
本記事ではこれらを解説していきます。
退職日より早く辞めたいのであれば、退職代行という手段もあります。
以下の退職代行は法適合の労働組合が運営しているので、安心して利用できます。
退職日より早く辞めたいのであれば待つ必要はない理由
退職日より早く辞めたい時は、退職日当日まで待つ必要はありません。
その理由は以下です。
- 退職の意思を伝えてからが長い
- 上司からさらにひどい対応をされる
- 退職日を勝手に延長される可能性がある
- 退職日まで待つのはストレス
- 上司や会社が退職させてくれない可能性
順に解説します。
退職の意思を伝えてからが長い
まず、仕事を早く辞めたい場合は、1日でも早く退職の意思を伝えましょう。
後で詳しく解説しますが、退職の意思を言葉をしないと、上司や会社はあなたの気持ちに気が付きません。
しかし、退職は基本的に退職の意思を伝えてからが長いです。
これは企業によって異なりますが、退職の意思を伝えてから数週間で退職できるケースや数ヶ月〜1年ほどかかることもあります。
退職をしたいって伝えた後に1年働くのは無理…。
確かに、退職の意思を伝えて1年も待ってられませんよね。
いくら会社の就業規則など決まっていたとしても、こんなに長い期間待つ必要はありません。
上司からさらにひどい対応をされる
会社を早く辞めたい理由は人によって様々ですが、上司からのパワハラなどが原因の方も少なくないはずです。
その場合、
仕事を辞めたいと思っているのですが…。
と退職の意思を伝えた途端に、上司からさらにひどい対応をされる可能性があります。
上司からさらにひどい対応される理由
- あなたが仕事を辞めるのがムカつく
- あなたが仕事を辞めるのが羨ましい
- どうせ仕事を辞めるならどんな対応をしても大丈夫
など、あなたに対して上司がひどい対応をするのは様々です。
怒りのような気持ちだけでなく、”この仕事を辞められるので羨ましい”といった気持ちの可能性もあります。
いづれにしても、今よりも上司からのひどい対応が予想される場合は、1日でも早く辞めたいはずです。
しかし、このような上司に退職の意思を伝えると、
いやなに言ってんの。そんな簡単に辞められないから。
と退職日の決定以前に、退職の受理をしてくれないことが考えられます。
上記のような上司の対応は、違法と認められる可能性が高いです。
その為、あなたはこの上司の言うことを聞く必要はなく、強行的に退職をしても問題ありません。(具体的方法は後で解説します)
退職日を勝手に延長される可能性がある
ブラックな企業では、退職日を勝手に延長される可能性があります。
厚生労働省のHP(PDF)には以下のような記載があります、
会社を退職することは労働者の自由ですが、予告もせず、いきなり会社に行かなくなるというようなことはルール違反です。退職の意思を上司に伝え、書面で届け出る、仕事の引き継ぎをするなど社会的ルールを守って辞めることが大切です。
引用:仕事を辞めるとき、辞めさせられるとき | 厚生労働省
というように、基本的に労働者が退職をすることは自由で、双方の同意も必須ではありません。
その為、会社や上司が勝手にあなたの退職日を延長するのは、明らかに間違っています。
このような会社だと退職日まで待ったとしても、さらに退職日を延長され、一向に退職ができない可能性があります。
後で紹介する退職日まで待たない方法をおすすめします。
退職日まで待つのはストレス
退職日より早く辞めたいのであれば、退職日まで待つのはストレスです。
私も経験しましたが、退職日が決まっても退職日当日はなかなかやってきません。
しかし、退職日よりも早く辞めたい方は、今の会社で働くのが限界ではありませんか?
今の会社で働くのが限界のサイン
- 出勤前または退勤後に涙が出る
- 仕事のことを考えてしまいあまり眠れない
- 休日が楽しめない
など、人には限界というのものがあります。
であれば、退職日当日まで普通に出勤するような流れではなく、退職日よりも早めに辞めるべきです。
そのほうがあなたにとっては健全です。
上司や会社が退職させてくれない可能性
”退職日より早く辞めたい…!”と考えている方は、会社によってはなかなか退職させてくれない可能性があることを念頭に置くべきです。
これは退職日以前の問題で、そもそも退職日が決定しないケースです。
退職日が決定しない原因
- 上司が退職届を受理しない
- 本社(会社)が退職手続きを進めてくれない
- 会社が人手不足
- あなたの退職を引き止めたい為
- 人権を無視したようなブラック企業だから
など、様々な理由であなたの退職日が決定しないことがあります。
先ほども少し解説しましたが、退職をすることは労働者側の権利です。
会社や上司がいつまで経っても退職させてくれないなら、こちらで退職日を決定し、早めにその会社を去りましょう。
おすすめの退職代行
- 退職代行ガーディアン
【公式】
https://taisyokudaiko.jp/
法適合の労働組合が運営しているので安心です。即日退職も可能。(無料相談可能)
- 弁護士法人ガイアの退職代行
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弁護士法人が運営する退職代行。料金は高めですがサポートが手厚いです。(無料相談可能)
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料金を安く抑えたい方におすすめ。対面での代行実施や相談も可能です。(無料相談可能)
仕事を早く辞めたいけど2週間が限界?
退職日が決定した方の中には、1週間後や10日後といった方がいるかもしれません。
しかし、中には
もう1日も出勤したくない…。
という方もいるはずです。
ですが、民法上では以下のような記載があります。
第六百二十七条 当事者が雇用の期間を定めなかったときは、各当事者は、いつでも解約の申入れをすることができる。この場合において、雇用は、解約の申入れの日から二週間を経過することによって終了する。
出典:民法第627条1項 | e-gov
上位の民法第627条1項にある通り『雇用は、解約の申入れの日から二週間を経過することによって終了する。』とあります。(ちなみに『当事者が雇用の期間を定めなかったとき』というのは【正社員】が該当します。)
つまり、即日での退職は基本的に認められていません。
就業規則で早く辞められないことが多い
しかし、先ほど解説した内容だけだと
じゃあ、会社は2週間で退職できるのね!
と思うかもしれませんが、そう簡単ではありません。
というのも、現実は民法よりも就業規則が優先されがちです。
就業規則例
- 14日前より所定の手続きにより所属長に退職届を提出し…
- 1ヶ月前には部門長にその旨を通達し、退職届を提出したのち…
- 退職するときは1ヶ月以上前に会社に退職届を提出しなければならない
など、会社の就業規則によって、早く辞められないことが多いです。
上司から、
就業規則で1ヶ月後って決まってるから、退職日は1ヶ月後ね。
と言われると、なんとなく従ってしまうはずです。
ですが、正社員のような雇用期間の定めがない、無期雇用の場合は退職の意思を伝えて2週間後に辞めても問題ありません。
派遣社員・アルバイトは早く辞めるのが難しい雇用形態
派遣社員・アルバイト・パートいった雇用形態は、有期雇用と呼ばれます。
有期労働契約(ゆうきろうどうけいやく、Fixed-term contract)とは、契約期間の満了日が設定された雇用契約であり、期間の定めのある労働契約(きかんのさだめのあるろうどうけいやく)とも呼ばれる
出典:有期労働契約 – Wikipedia
例えば、アルバイトをしていると1年に1回ほど社員との話し合いなどがあり、雇用継続の紙が渡されることがあります。
これは有期雇用独自の方法で『この期間〜この期間まで継続して働きます』といったことが約束されるものです。
となると、その約束を破って早く辞めるのは難しいです。
さらに、派遣社員・アルバイトなどの有期雇用の場合は、民法よりも就業規則の優先度を高くしていいことが認められています。
正社員(無期雇用)の優先順位 | 派遣社員など(有期雇用)の優先順位 |
---|---|
1番目:民法 2番目:就業規則 | 1番目:就業規則 2番目:民法 |
その為、派遣社員やアルバイトの退職日は基本的に契約が切れた日になります。
なので、不可能ではありませんが、その退職日よりも早く辞めるのはハードルが高いです。
円満退職なんて気にしないで大丈夫
退職をすることは自由ですが、今の会社に迷惑をかける辞め方はNGとされています。
- 多忙な時期に突然の退職
- プロジェクト途中での退職
- 引継ぎが中途半端
などの辞め方は、後に残る人たちに”〇〇さんは自分勝手でいいかげん人だった”という印象が残る可能性があります。
しかし、実際に退職を経験したことがある方は分かると思いますが、前の職場の人と会うことはほぼ無いです。
同じ業界内で転職をする際は多少の注意が必要ですが、そこまで気にする必要もありません。
退職日よりも早く辞めたい方は円満退職を諦めるか迷っていませんか?
迷いがある方は以下の記事が参考になるので、覗いてみてください。
>> 円満退職はどうでもいい時の3つの対策【仕事も適当でOK?】
会社を早く辞めたい時の対策
会社を早く辞めたい時の対策は大きく5つです。
- 1日でも早く退職の意思を伝える
- 有給を使って早く辞める
- 辞めることは決定事項として伝える
- 欠勤をしてあなたの心境を分からせる
- 退職代行を使って早く辞める
順に解説します。
1日でも早く退職の意思を伝える
大前提として、少しでも早く退職をしたいのであれば退職の意思は1日でも早く伝えましょう。
1日でも早く伝えれば、退職日も早くなります。
”退職したい…”という気持ちは、思っているだけでは誰にも伝わりません。
俺の仕事の感じを見て、辞めたいことが伝わらないかな…。
という期待をする気持ちも分かりますが、その気持ちが伝わることはありません。
この会社を早く辞めたい・退職日を早めたいという方は、まずは退職の意思を早めに伝えられるかを考えてみましょう。
有給を使って早く辞める
退職日よりも早く辞めたい方の王道なやり方です。
知っている方も多いと思いますが、退職日が決定した後に有給を使うことで退職日よりも早く辞めることが可能です。
上記の流れのように、実質的な意味で退職日よりも早く辞めることが可能です。
私も経験しましたが、会社によっては退職日までの期間に有給の取得ができない場合があります。
ですが、有給休暇の消化は労働者の権利です。
年次有給休暇は、法律で定められた労働者に与えられた権利です。
引用:年次有給休暇取得促進特設サイト | 厚生労働省
もしも、上司などに
退職するのに有給を使うなんてあり得ないから。
と言われても、あなたには有給を使って退職日よりも早めに辞める権利があります。
辞めることを決定事項として伝える
これは退職日よりも早く辞めるといった効果はありません。
しかし、会社を早く辞めるのにはかなり有効です。
退職の意思を伝える際に、
「ちょっと退職をしようか考えていて…」
「実は退職しようか迷っていて…」
と切り出すのは、退職日が長引きます。
なぜなら、退職の相談という段階だと、会社や上司は基本的にあなたを引き止めようとします。
そうなると、話し合いが続いてしまい、会社を早く辞めることができません。
なので、退職を切り出す際は
この会社を辞めたいので、少しだけお時間頂けますか?
と、会社を辞めることを決定事項として伝えるべきです。
さらに、この時に「他にやりたいことがある」といったことを付け足すと、上司はあまり引き止めようとしません。
引き止めがなければ、会社を1日でも早く辞められます。
欠勤をしてあなたの心境を分からせる
退職したいという意思を伝えても、
- 退職届を受理しない
- 退職の引き止めが長い
- 退職日がいつまで経っても決定しない
などが起こる可能性があります。
これは”早く会社を辞めたい”というあなたの本当の気持ちを、分かっていないからかもしれません。
であれば、欠勤をしてあなたの心境を分からせることも一つの手段です。
しかし、欠勤をするのであれば、無断欠勤はおすすめしません。
なぜなら、無断欠勤をした結果、会社から懲戒解雇または懲戒処分という判断が下される可能性があります。
懲戒解雇または懲戒処分をされると、早く会社を辞めることができます。
ですが、転職活動時に懲戒解雇または懲戒処分の経歴があると、不採用にされる可能性が上がってしまいます。
退職代行を使って早く辞める
退職代行を使えば、会社を早く辞めることができます。
退職日よりも早く辞めたい方も、退職代行が一番早く辞められるかもしれません。
退職を切り出すのはかなりの勇気が必要です。
「辞めさせてください」と伝えるのがどうしても出来ないという状況もあります。
できることなら、退職の意思を伝えることから退職に必要なすべての流れを任せたいですよね。
どうしても退職を切り出すことが出来ず、心や体を壊してしまっては元も子もありません。
以下の退職代行は、法適合の労働組合が運営しています。
法適合の労働組合となるには労働委員会から一定の基準が認められ、審査を通過する必要があります。
”退職代行は怪しいから不安…”という方も安心して使える退職代行です。
即日で退職が出来るので、退職を切り出すのがどうしても難しい方は退職代行を利用しましょう。
会社を退職日より早く辞めたい!【仕事を辞める5つの方法】:まとめ
本記事では下記を紹介しました。
- 退職日より早く辞めたいのであれば待つ必要はない理由
- 会社を早く辞めたいけど2週間が限界?
- 会社を早く辞めたい時の対策
最後まで読んでいただきありがとうございます。
退職日よりも早く辞めたいのであれば、待つ必要はありません。
あまり無理をせずにあなたのしたい方法で退職をしましょう。
>> 即日に退職する3つの方法【すぐに会社を辞めたい方向け】
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