”前の仕事に出戻りしたい…”
”実際、出戻りするとどうなる?”
本記事では、これらの声に答えていきます。
前の仕事のほうが良かったと思うことは誰にでもあります。
その結果、前の仕事に出戻りしたいと考える方も少なくありません。
しかし、出戻りにはメリットとデメリットもあるので、それらをしっかり理解してから行動するべきです。
出戻りをした結果、後悔することになりかねません。
KENMORI
本記事で解説すること
- 仕事を出戻り転職したい理由
- 仕事を出戻りするメリットデメリット
- 出戻りをする会社側の意見
- 前の仕事への出戻りを成功させる方法
- 仕事の出戻りを後悔しない為に考えるべきこと
本記事ではこれらを解説していきます。
40代以上の方で出戻りを考えている方は、今までの経験を『複業』という形にしたほうがいいかもしれません。
自分の経験がどうやって複業に繋がるか分からない方は以下の記事を参考にしてみてください。
仕事を出戻り転職したい理由
仕事を出戻り転職したい理由は下記の3つが挙げられます。
- そもそも辞めたくなかった
- 転職活動がうまくいかない
- 転職先よりも前の職場が良い
順に解説します。
そもそも辞めたくなかった
出産・育児・介護といった止むを得ない理由で、前の職場を退職した場合。
そもそもその仕事を辞めたくなかったので、出戻りしたくなるのは当然です。
止むを得ない事情から退職→出戻りというケースでは、上司や社内の人達から歓迎されることが多いです。
転職活動がうまくいかない
”前の仕事を退職して、転職活動を始めたがうまくいかない…”という方。
転職活動がうまくいかないと徐々に貯金も削られていき、金銭面が厳しくなってきます。
その結果、
”こんなに苦労するなら前の職場でいればよかった”
”転職は辞めて、前の職場に戻れないかなぁ”
という考えになっていきます。
”転職活動がなかなかうまくいかない…”と感じている方は下記記事が参考になるかもしれません。
興味のある方は覗いてみてください。
>> 転職が半年以上決まらないのは異常?【原因と対策が必須】
転職先よりも前の職場が良い
転職に成功するも、前の職場と比べてしまうケースです。
”前の職場は融通が効いたのに…”
”転職先の職場の人間関係が無理…”
”前の職場のやり方が全く通用しない…”
など、様々な理由から前の職場のほうが良い!と考えてしまいます。
さらに、この考えは前の職場に不満を持っていて退職した方でも陥りやすいです。
不満を持っていて退職した方も陥る事
- 人間関係から退職
- 給料が安いから退職
- 将来性が無いから退職
- 意見が通らないから退職
- 福利厚生が不十分だから退職
- 古いやり方を捨てないから退職
- 仕事に意欲がなくなったから退職
など、退職理由は人によって様々です。
そして、これらは会社に不満を持っていて退職したケースです。
ですが、不満があって退職したのにも関わらず”前の職場に戻りたい…”と思ってしまうことがあります。
その理由は、退職してから前の職場の良い部分に気付いてしまうことです。
毎日会社に出社していると、嫌な部分ばかりが目につきます。
これは仕方のないことです。
しかし、その会社を退職して別の会社に転職すると、前の会社では当たり前だったことが当たり前ではないことに気が付きます。
前の職場では当たり前だったこと
- 人間関係が良好
- 残業代が支払われる
- 上司からの圧力がない
- 効率的なPCのシステム
など、前の職場を離れたことで初めて前の職場の良い部分を実感出来ます。
前の職場は意外に良い所だったと気が付くと、不満を持っていて退職をしても出戻りを考えてしまいます。
なにごとも、一旦離れてみるとそれが普通ではなかったことに気付けますね。
おすすめの転職サイト・エージェント
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仕事を出戻り転職するメリット
仕事を出戻りするメリットは以下です。
- 基本的な業務は理解済み
- 会社の雰囲気を分かっている
- 社内の人間関係をある程度把握している
こちらも順に解説していきます。
基本的な業務は理解済み
出戻りをしても、基本的は業務方法や流れは理解済みです。
もしも、基本的な業務方法の一部を忘れていても、社内の方に少し教えてもらえれば思い出しますし、要領もすぐに掴むことが出来ます。
未経験の職場では1から業務を教わることになるので、その部分の緊張やストレスはかなり軽減されます。
会社側からしても、基本的は業務を教える時間を削れるのでコストの削減になります。
会社の雰囲気を分かっている
仕事を出戻りすると以下のような会社の雰囲気を分かっているはずです。
会社の雰囲気
- この時には残業をしたほうが良い
- この日は資料を用意したほうが無難
- こういう時には〇〇さんに相談
など、会社の雰囲気を分かっているのはメリットです。
仕事を円滑に進めますし、さらに社内の人間関係を知っている点も大きなメリットです。
社内の人間関係をある程度把握している
仕事を出戻りするまでの期間がそれほど空いていなければ、社内の顔ぶれにそこまで変化は無いはずです。
だとすると、社内の人間関係はある程度把握してますよね。
社内の人間関係を知っている場合は、
”AさんとBさんは仲が良くても、AさんとCさんはあまり仲が良くないからBさんに相談したほうが良いな”といった選択が出来ます。
当たり前ですが、社内の人間関係を知らない新入社員はこれが出来ません。
社内の人間関係を知っていることは仕事のやりやすさに繋がりますし、大きなメリットです。
仕事を出戻り転職するデメリット
仕事を出戻りするメリットの反対にデメリットもあります。
- これくらい出来ると判断されがち
- 出戻りを認めない人もいる
- 同じ理由で転職したくなる可能性
これらのデメリットもしっかりと踏まえながら、出戻りするかを検討するべきです。
では、順に解説します。
これくらい出来るでしょと判断されがち
後にも紹介しますが、出戻りをした方に対して会社側は即戦力を期待してします。
出戻りをして間もなくは、基本的な業務を思い出してもらう期間としています。
しかし、ある程度の期間を経過すると、企業は一定の成果を期待します。
当然ですが、出戻りをした方はその会社の経験者です。
「これくらい出来るでしょ」といった判断で、予算を組まれてしまったり、多くの作業を任されることがあります。
結果的に、予算が未達成・作業の進捗も悪いとなると、会社からの「これくらい出来るでしょ」という期待を裏切ることになります。
出戻りでない入社したばかりの社員の場合は、どれくらい出来るかは未知数です。
基本的な業務にも時間を割きますし、なかなか成果が出なくても期待を裏切ったことにはなりません。
その為、入社したばかりの社員は会社も長い目で見てくれます。
ですが、出戻りした社員が予想以上に出来ない場合には、
- 即戦力にならない
- 使えない人材
と、すぐに思われてしまう可能性があります。
1度その会社で働いた経験が、あなたのハードルを自然に上げることになります。
出戻りに嫌味や冷たい態度を取る人もいる
社長や部長が出戻りを認めていても、社内の全員が出戻りを歓迎している訳ではありません。
”戻ってくるなんて自分勝手すぎる”
”あんな理由で辞めたのによく戻ってこれるな”
”退職をしたのなら、戻ってこないで欲しい”
など、出戻りを受け入れられない方もいます。
”退職したのに、また戻ってくるということ自体がおかしい”といった出戻りという行為自体を嫌う方もいます。
出戻りをして嫌味や冷たい態度を取られることがあるかもしれないということは、覚悟しておきましょう。
同じ理由で転職したくなる可能性がある
出戻りをしたい!という気持ちが強くなってくると、そもそもなぜ退職したのかを忘れている場合があります。
要するに、”前の仕事(A株式会社)に出戻りしたい!”と思っている時には、前の仕事(A株式会社)の良い部分だけを考えてしまっているということです。
良い部分を考えることは決して悪いことではありません。
ですが、
- 前の仕事をなぜ退職したのか
- 前の仕事からなぜ転職したいと思ったのか
これらを明確に思い出すべきです。
前の職場の良い部分だけを思い、出戻り転職に成功しても、日々を過ごしていく内に良い部分は当たり前のことに変わってきます。
そうなると、その会社の悪い部分がまた目に付くようになります。
結果的に、前回と同じ理由で出戻りした会社を辞めたくなります。
前回と同じ理由で退職・転職することは、自身の経歴的にかなりもったいないです。
なぜ、仕事を退職したかったのか・なぜ転職をしたのかを明確に思い出す事をおすすめします。
【無料相談をしてみませんか?】
出戻り転職は不安ですよね。
先ほども解説しましたが、前の会社の人が出戻りを歓迎していない場合があります。
そんな時、無料相談が出来る相手がいれば心強くありませんか?
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無料相談が可能なのでぜひ試してみてください。
転職エージェントとは違ったフラットな目線でアドバイスをくれます。
出戻りをする際の会社側の反応・意見【嫌われる?】
出戻りをする際の会社側の反応・意見を紹介します。
好意的な意見と否定的な意見があります。
まずは、好意的な意見から。
出戻りに関して好意的な意見
- 歓迎している
- 人材不足の解消になるのでありがたい
- 優秀な人であれば出戻りを受け入れる
- やっぱり自社が良いと感じてくれるのは嬉しい
- 1から業務を教えなくて済むのが助かる
- 出戻りした方が活躍できるポジションがあるのなら問題ない
などです。
次は出戻りに関して否定的な意見を紹介します。
出戻りに関して否定的な意見【嫌われる?】
- 勝手すぎる
- イメージは良くない
- 出戻りはあり得ない
- 出戻りしてもまた辞める懸念
- 他の社員に示しがつかない
- 出戻りをしたい理由によっては認めない
- 会社の規定で受け入れないことになっている
などです。
出戻り社員=嫌われるとは限りませんが、全員が好意的な意見を持っている訳ではありません。
【出戻りを諦める理由】
出戻りの転職は一つの選択肢です。
にも関わらず、多くの方が前の会社への出戻りを諦めます。
しかし、それはあなたのキャリアを考えてくれる相談相手がいなかったからかもしれません。
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前の仕事への出戻りを成功させる方法
以前働いていた会社への出戻りを成功させる為には以下が必要です。
- 円満退職している
- 退職後も前の会社と繋がりがある
- 転職した会社の不満を言わない
- 変化には柔軟に対応する
順に解説します。
円満退職をしている
まず、前の会社に出戻り転職をさせるには、大前提として円満退職をしていることが重要です。
”そもそも円満退職してないと内定が出ないでしょ”
と思うかもしれませんが、人材不足などの理由から内定が出る可能性は0ではありません。
円満退職をしているかどうかは過去の話なので、今からはどうすることも出来ません。
”円満退職をしてないけど前の仕事に戻りたい!”という方は、それ相応の覚悟を持つべきです。
退職後も前の会社と繋がりがある
退職後も前の会社の同僚や上司などとの繋がりがある場合は、出戻りしても成功する可能性が高いです。
さらに”こっちに戻ってこない?”などと前の会社側から声を掛けられることも珍しくありません。
前の会社と特に繋がりがないという場合、同僚や上司の連絡先を知っていれば出戻りについて素直に相談してみるのもありです。
転職した会社の不満を言わない
出戻りをしたいということは、転職した会社に対してなにかしらの不満があるはずです。
ですが、出戻りしたい会社の採用面接などで「転職先の〇〇のやり方は合わなかった」と不満を言うのは控えたほうが良いです。
「合わなかった」と不満を言うのであれば、「転職先のやり方も経験してみましたが、こちらの会社のやり方が私には合うと改めて実感しました」というような言い方に変えるべきです。
こちらから言わなくても、”転職先でなにかしら不満があったから出戻りがしたい”ということは前の会社も理解しているはずです。
転職した会社の不満を言わないほうが、前の仕事に出戻りできる成功率は高まります。
変化には柔軟に対応する
こちらは前の仕事に出戻りをした後の話です。
会社は数ヶ月もすれば業務のやり方など様々なことが変化します。
その様々な変化に対応出来なければ、出戻りした会社で失敗します。
あなた自身が退職したように、その他にも退職している方がいるはずです。
会社で働く人が変われば業務も変わりますし、様々な変化があって当然です。
”前はこんな業務無かったのに…”とモチベーションを下げていると、出戻りした仕事についていけなくなります。
前の仕事に出戻りする場合は、変化には柔軟に対応し、変化していることを前提に考えたほうがモチベーションを下げずに済みます。
仕事の出戻りを後悔しない為に考えるべきこと【覚悟を持つ】
仕事の出戻りを後悔しない為に考えるべきことは5つです。
- 20代であっても出戻りを歓迎される訳ではない
- 今の職場で働き続けられないか
- 上司部下の関係が変わっている可能性がある
- もう2度と出戻りのチャンスはない
- そもそも仕事を出戻りする必要があるのか
こちらも順に解説します。
20代であっても出戻りを歓迎される訳ではない
出戻りをしようと考えている方の中で、
20代の出戻りは会社も喜ぶでしょ!
と思う方がいるかもしれません。
結論として、20代であっても30代であっても歓迎されるか否かはわかりません。
あなたの以前の退職の仕方に不満を持っている方は歓迎しないですし、そもそも出戻りに関して否定的な方というのは存在します。
20代であっても”歓迎されないかもしれない”という覚悟が出戻りには必要です。
嫌われる可能性も0ではありません。
今の職場で働き続けられないか
退職するときや転職を決意したとき、そして出戻りも同様です。
【今の職場で働き続けられないか】をまず考える事をおすすめします。
どこの会社に勤めても、
- 良い部分
- 嫌な部分
は必ずあります。
先ほども解説しましたが、退職をして会社から離れてみると嫌な部分が薄れていき、良い部分の記憶のみが濃くなります。
すると”前の会社の嫌な部分って、全然我慢出来たかも”と思ってしまい、【出戻りをする】という選択肢しか考えられなくなる場合があります。
出戻りを否定している訳ではありませんが、まずは今の職場で働き続けられないかを冷静に考えてみましょう。
仕事を出戻りする前に考えるべきこと
- 前の職場の良い部分と嫌な部分
- 今の職場の良い部分と嫌な部分
これらを比べてみて、出戻りするかを再度検討しましょう。
上司部下の関係が変わっている可能性がある
退職するまでは自分が上司で相手が部下であった関係が、出戻りをすると逆転している可能性があります。
会社組織や当時は部下だった方によって異なりますが、敬語で話す必要があったり、時には当時の部下から指示をされるかもしれません。
このような状況が耐えられるかどうかを事前に考えておきましょう。
人によっては結構なストレスになってしまい、せっかく出戻りできた仕事をまた退職してしまうかもしれません。
出戻り転職が後悔する結果にならないように、ある程度の想定をしておくことをおすすめします。
もう2度と出戻りのチャンスはないという覚悟
前の仕事に出戻りができるチャンスは基本的に1回限りです。
会社に多大は貢献をしたり、莫大は利益を会社に残したといった方は何度も出戻りが可能かもしれません。
ですが、基本的には1回出戻りをすると2回目のチャンスはありません。
なので、ここで考えるべきなのは出戻りをするタイミングが今なのかどうかということです。
”あの人がまだいる内は出戻りはやめておこう”
”出戻りしたいけど業績が悪そうだから保留にしておこう”
”このやり方が導入された今のタイミングが出戻りのベストかな”
上記は例ですが、出戻りのタイミングは人それぞれで正解不正解は分かりません。
しかし、出戻りのタイミング誤ると後悔する可能性があるので、出戻りのタイミングは重要です。
そもそも仕事を出戻りする必要があるのか
仕事を出戻りすることには、
- やったことのある業務
- 社内の人間関係を把握している
などのメリットがあります。
これらを分かっているのは、単純に楽ですよね。
ですが、先ほども紹介したように仕事を出戻りすることにはデメリットもあります。
最初が楽でも、後々辛くなる可能性は十分に考えられます。
出戻りではなく、別の会社に転職するということも選択肢に入れる事をおすすめします。
おすすめの転職サイト・エージェント
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転職活動は楽ではありませんし、入社してすぐは覚えることも大量にあります。
しかし、後々の事を考えると出戻りよりも転職のほうが将来的に楽かもしれません。
出戻り転職の社員は嫌われる?【後悔しない為に考えるべき事】:まとめ
本記事では下記を解説しました。
- 仕事を出戻り転職したい理由
- 仕事を出戻りするメリットデメリット
- 出戻りをする会社側の意見
- 前の仕事への出戻りを成功させる方法
- 仕事の出戻りを後悔しない為に考えるべきこと
最後まで読んでいただきありがとうございます。
仕事を出戻りしたいという方は、メリットやデメリットをしっかりと理解した上で行動するべきです。
社内の全員が出戻りを歓迎してくれる訳ではありませんが、退職した過去を変えることは出来ません。
歓迎していない方からの信頼を取り戻す為にも、出戻りをした際には以前よりも懸命に働く必要があるかもしれません。
次の記事では転職サイトやエージェントを紹介しています。
出戻り転職以外も考えている方は利用したほうが得です。
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