”私の職場って離れたほうがいいのかな?”
”離れてほうがいい職場ってどんな特徴…?”
本記事では、これらの声に答えていきます。
離れたほうがいい会社というのは存在します。
あなたに合った会社はその会社ではないかもしれません。
KENMORI
本記事で解説すること
- 離れたほうがいい職場の特徴
- やりがい搾取する職場も離れたほうがいい
- 離れたほうがいい職場はすぐに転職すべき?【5つの対処法】
- 【会社を離れる時】退職したい理由は本当のことを言わない
本記事ではこれらを解説していきます。
離れたほうがいい職場の特徴
離れたほうがいい職場の特徴は以下などがあります。
- 人間関係が最悪
- 人手不足が常態化している会社
- 上司のパワハラがひどい
- 離職率が高い
- 給料が遅れる会社
- ストレスが溜まりすぎる
順に解説します。
人間関係が最悪
人間関係が最悪な職場は、離れたほうがいいです。
人間関係が最悪な職場というのは、職場内のコミュニケーションがうまくいっていないことが多いです。
また、上司が部下に対してパワハラやセクハラを行ったり、同僚同士でいじめや嫌がらせをする環境もあります。
人間関係が最悪な職場は、あなたのストレスを高めますし、毎日こんな職場で働くのは不健全です。
さらに、人間関係が最悪な職場では、公平性が欠ける評価制度が存在します。
これは、特定の人物が好きなように権力を振るい、その影響で他の社員が不当な扱いを受けるといったことです。
公平性に欠ける評価制度の結果、社員同士の信頼関係が崩れ、職場の人間関係はもっと悪くなっていきます。
ちなみに、大手の転職サイトであるエン転職は1,515名に「退職理由のホンネとタテマエ」というアンケートを取りました。
そのアンケート結果が以下です。
上記の通り「人間関係」で退職している方が一番多いです。
人間関係が最悪な職場は、早めに離れましょう。
しかしながら、人間関係は様々な要因が絡んでいて、あなたのコミュニケーション能力が上がれば職場の人間関係は解消されるかもしれません。
コミュニケーション能力を上げるにはコミュトレというスクールがかなり使えるので、興味のある方はぜひ。
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人手不足が常態化している会社
人手不足が常態化している方は、離れたほうがいい会社です。
まず、職場で人手不足が発生すると、1人当たりの作業量が多くなります。
さらに、この作業量は人が辞めていくごとに増えていきます。
その結果、
この作業量はもう無理かも…。
という方が続々と発生し、連鎖的に退職者が出始めます。
このような状況になってしますと、一番困るのは会社で働き続けるあなたです。
人手不足のしわ寄せはあなたを追い詰めます。
以下では、職場の人手不足について詳しく解説しているので興味のある方はぜひ。
>> 職場の人手不足は連鎖退職でしわ寄せが!【辞める為の方法】
職場が人手不足になる原因は、労働環境が悪いまたは会社が人を採用するのが下手などの理由があります。
ですが、どの理由にしても、あなた1人の力では職場の人手不足を解消することはほぼ不可能です。
人手不足の環境が深刻になる前に、その会社は離れたほうがいいです。
上司のパワハラがひどい
上司のパワハラがひどい場合、その職場は離れたほうがいいです。
- 上司からの暴言は当たり前
- 上司からの暴力は日常茶飯事
- 上司が明らかに無視をする
など、上司のパワハラが当たり前となっている職場は、早めに辞めるべきです。
ちなみに、厚生労働省ではパワハラとは以下のように定義されています。
職場におけるパワーハラスメントは、職場において行われる
1. 優越的な関係を背景とした言動であって、
2. 業務上必要かつ相当な範囲を超えたものにより
3. 労働者の就業環境が害されるもの
であり、1から3までの3つの要素を全て満たすものをいいます。
引用:パワハラとは | 厚生労働省
上司から「身体的な攻撃」「精神的な攻撃」「人間関係からの切り離し」などが行われている職場は異常です。
上司のパワハラに悩んでいる方は上司のパワハラの例と対策【耐え続けるかの判断】という記事も参考になります。
離職率が高い
離職率が高い職場というのは、離れたほうがいい職場に該当します。
離職率の高い・低いってどうやって判断するの?
離職率が高いと判断する目安は、産業全体の離職率です。
産業全体の離職率は厚生労働省の雇用動向調査で、上半期とその年全体の2回に分けて発表されています。
ちなみに、2022年度の産業全体の離職率は15%でした。
その為、産業全体の離職率よりも今の会社の離職率が高ければ、その会社は「離職率の高い会社」となります。
現在働いている会社の離職率を計算する方法は、
離職率=離職人数÷従業員数×100
で出すことができます。
例えば、1月1日時点の常用労働者数が500人の会社で、1年間で50名が離職した場合、上の計算式に当てはめると、「50÷500×100=5」となり、その年の全従業員の離職率は10%となります。
離職率が高い職場は、遅かれ早かれ人手不足に陥ります。
早めに離れたほうが無難です。
給料が遅れる職場
給料が遅れる職場は、離れたほうがいい職場です。
給料が遅れる職場は経営が不安定なケースが多いです。
そして、給与の支払いが遅れるということは、会社が資金繰りに困っている証拠とも言えます。
会社の資金繰りが悪い場合、
- 事業が縮小する
- 福利厚生が悪くなる
- 会社の負債の増加
なども発生し、最悪の場合その会社は倒産します。
要するに、給料が遅れるという点は「氷山の一角」に過ぎないということです。
ちなみに、給料が支払いが遅れるのは、労働基準法違反です。
詳しくは、労働基準法第24条で定められている「賃金支払いの5原則」に違反しています。
賃金支払いの5原則 |
---|
1.必ず通貨で支払うこと 2.労働者本人に支払うこと 3.全額一括で支払うこと 4.毎月1回以上は支払うこと 5.一定期日に支払うこと |
給料が遅れる職場は、状況がひどくなる前に離れたほうがいいです。
ストレスが溜まりすぎる
ストレスが溜まりすぎる職場は、早めに離れたほうがいい職場です。
仕事には必ずといっていいほど、ストレスが伴います。
その為、ストレスがあること自体は自然なことですし、時にはそのストレスが自身の成長を促すこともあります。
しかし、ストレスが常に高いレベルで溜まっている状態は、明らかに不健全です。
ストレスが溜まりすぎる職場というのは、あなたの人生を暗くします。
というのも、ストレスが溜まりすぎてしまうと、友人や家族との時間など休日も楽しめなくなります。
休日も楽しめなくなると、ストレスが悪循環してしまい、プライベートもうまくいかなくなる可能性が高いです。
もしも、現在の職場でストレスが溜まりすぎていると感じるなら、環境を変える勇気を持つべきです。
おすすめの転職サイト・エージェント
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やりがい搾取する職場も離れたほうがいい
「やりがい」というのは、働く上で重要です。
やりがいがなければ、働くモチベーションも上がりません。
ですが、やりがい搾取をする職場は離れたほうがいいです。
ちなみに、やりがい搾取とは、あなたの仕事への情熱や使命感を利用して、過重な労働を強いる企業のことを指します。
社員をいいように利用してるだけ
やりがい搾取が行われる企業では、高い目標や使命感を掲げる一方で、その裏側では適切な報酬や労働環境が提供されていないケースが多く見られます。
これは、社会的な意義があるとされる仕事であればあるほど、このような現象は結構多いです。
例えば、福祉や教育といった分野では「やりがい」が強調され、その名のもとに長時間労働が求められることも少なくありません。
以下は、やりがい搾取をする職場の特徴です。
- 長時間労働が常態化
- 働いている時間の割に給料が低い
- 休日出勤が多い
- 福利厚生が不十分
- 使命感を強調してくる
などが挙げられます。
さらに、こういったやりがい搾取をする会社や職場というのは、残業代がきちんと支払われなかったりします。
つまり、サービス残業は当たり前という環境です。
やりがいを感じると、ついつい仕事に没頭してしまいがちです。
しかし、それが常態化すると、家庭や友人・趣味といったプライベートな時間が減少します。
やりがいを搾取する会社は、社員をいいように利用しているだけです。
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離れたほうがいい職場はすぐに転職すべき?【5つの対処法】
離れたほうがいい職場でも、場合によっては転職せずに済みます。
その為「この職場は辞めたほうがいいかな?」と迷っている方は、以下の対処法をおすすめします。
- 何がストレスなのか冷静に考える
- 外部からの意見を聞く
- 労働環境を見直してもらう(直談判)
- 休職する
- 転職してその職場から離れる
こちらも順に解説します。
何がストレスなのか冷静に考える
転職を考える前に、まずは現状の自分自身を冷静に分析することが大切です。
- 何がストレスの原因なのか
- ストレス原因は自身で解消できるような事柄か
- 転職をしたらストレスの原因は無くなるのか
上記などを冷静に考えて、整理しましょう。
例えば、ストレスの原因が仕事量であれば、業務の効率化は自身でも改善できる問題かもしれません。
もしも、ストレスの原因がサービス残業の多さであれば、それは自身1人では解決できない問題かもしれません。
また、職場の人間関係がストレスの原因である場合は、転職をして環境を変えたとしても、人間関係のストレスは解消されない可能性があります。
なぜなら、転職先の人間関係が良くなるとは限らないからです。
であれば、今すべきことは転職ではなくコミュニケーションスキルを上げることかもしれません。
ちなみに、コミュニケーションスキルを上げたい方は、コミュトレ
自分自身の状況と感情が整理できれば、転職するべきかどうか、その他の対処法があるのかが明確になります。
外部からの意見を聞く
転職をするかどうかは、外部の意見を聞いてからのほうがいいかもしれません。
外部というのは
- 家族
- 友人
- キャリアコーチング
- 以前の同僚
などを指します。
外部の人というのは、感情に左右されることがなく、客観的な視点で状況を評価することができます。
その為、内部にいると気づかないポイントや、あなたの視野が狭くなっている部分を指摘してくれる可能性が高いです。
先ほど、外部の人の例としてキャリアコーチングを上げましたが、キャリアコーチングはその名の通りあなたのキャリアを一緒に考えてくれます。
言わば、キャリアに関するプロフェッショナルです。
ですが、その人がどれだけ優れたプロフェッショナルであっても、最終的に行動するのはあなた自身です。
もしも、キャリアコーチングに興味がある方はキャリート
労働環境を見直してもらう(直談判)
労働環境を見直してもらえれば、転職しなくて済むかもしれません。
以下は、労働環境を見直してもらうための直談判をする流れです。
労働環境に不満を感じている場合、その問題点は何かを明確にしましょう。
そして、その問題に対する具体的な解決策を考えます。
たとえば、残業が多い場合、その解決策は何か? それは「業務効率を上げるための新しいツールの導入」であったり、「プロジェクトのスケジュール管理方法の見直し」であったりします。
このステップでは、その解決策が会社にもたらすメリットをしっかりと考慮することが重要です。
自分一人が楽になるだけではなく、チームや会社全体に良い影響を与える解決策であれば、説得力が増します。
直談判の成功には、タイミングと相手選びが非常に重要です。
いつ、誰に話すかでその後の展開が大きく変わる可能性があります。
まず、タイミングですが、業績が上向いている時期や新しいプロジェクトが始まる前など、会社が変化に対して柔軟であると感じる瞬間が狙い目です。逆に、業績が厳しい時期や他にも大きな問題が発生している最中などは避けましょう。
次に、相手選びです。最も影響力のある人物にアプローチするのが一番効果的ですが、その人が問題に対してどれだけの影響力を持っているのかを事前にリサーチしておくことが大切です。
直属の上司はもちろん、それ以上の階層の人、あるいは人事部に話を持っていく選択肢も考えられます。
上記のような直談判をすると、労働環境が改善される可能性があります。
ですが、労働環境に関して直談判するということは「会社に気づかせる」という効果もあります。
会社というのは、1社員がどのような労働環境で働いているかなど、現場の状況を理解していないケースがあります。
労働環境が変われば、その会社から離れる必要がなくなるかもしれません。
休職する
転職をする前に、その職場を休職する選択肢もあります。
ですが、休職するためには、病院からの診断書などが必要な場合もあります。
ストレスが溜まりすぎた方は、この方法がおすすめです。
ちなみに、
休職した場合の給料ってどうなるの?
という疑問があるかもしれませんが、休職した場合の給料に関しては会社ごとに異なります。
というのも、休職した際の給料に関しては会社に支払い義務はありません。
給料の何割か支給してくれる場合もありますし、0円の場合もあります。
この点については会社ごとの就業規則を確認するしかありません。
労働基準法第26条の『休業手当』の項目には以下のような記載があります。
使用者の責任で労働者を休業させた場合には、労働者の最低限の生活の保障を図るため、使用者は平均賃金の6割以上の休業手当を支払わなければなりません。
したがって、「働いていないから給料を支払わないのは仕方ない」ということはなく、休みが会社の都合である以上、一定程度の給料を保障する必要があります。
引用:労働条件・職場環境に関するルール|厚生労働省
上記を読んでもらえると分かりますが、会社に給料の支払い義務が生じるのは会社側の責任で休業させた場合です。
要するに「あなたは休んでください」と会社側が要求・指示などをした場合です。
休職を選択する際は、給料の有無についての確認が必須です。
転職してその職場から離れる
上記で解説した対処法がすべてイマイチな場合は、転職してその職場から離れましょう。
おすすめの転職活動方法としては、仕事をしながらの転職活動です。
仕事をしながらであれば、金銭的な焦りも発生しませんし、転職活動がうまくいかなくても正社員のままでいられます。
仕事をしながらの具体的な転職活動方法は実体験!仕事をしながらの転職活動でやってはいけない6つの過ちでも解説しているので、参考にしてみてください。
さらに、働きながらの転職活動では、転職エージェントよりも転職サイトがおすすめです。
転職サイトであれば、エージェントのような面談が不要で、いつでも手軽に求人検索ができます。
20代の方はリブズ
>> 未経験におすすめの転職サイト7選【エージェント情報は除外】
【職場を離れる時】退職したい理由は本当のことを言わない
職場を離れる決意をした方は、次に退職を意思を伝えるはずです。
その際に、
- 「〇〇さんがいるので仕事を辞めたいです」
- 「職場がブラックすぎるので退職したいです」
- 「働くモチベーションが無くなったので辞めます」
などの本当の退職理由は伝えないほうがいいです。
なぜなら、退職の意思を伝えた後も、一定期間働くことになるからです。
退職の意思を伝えた後も一定期間働くことになる
退職したいです!
OK、じゃあ来月末で退職ね。
おそらく、こんなすんなりと話は進みません。
その為、上記で解説したように、退職したい理由は人のせいや職場のせいにしないことをおすすめします。
それが本当の退職理由であっても、伝えるメリットがあなたにはありません。
例として挙げると「○○さんとはやってられないからです!」と退職理由として伝えたとします。
〇〇さんにそのことが伝わらなければいいですが、伝わった際はかなり気まずくなります。
この気まずさはデメリットでしかないので、別の退職理由を伝えるべきです。
「別の職種でやりたい仕事がある」が無難な理由
最もおすすめの退職理由は「別の職種でやりたい仕事がある」という理由です。
「他にやりたい仕事があるからです」だけだと、
そのやりたいことは今の会社で出来ないの?
という話に発展します。
このやりとりは、いますぐに会社を離れたい方からすると不要です。
その為「他の職種で」と付け加えてください。
そうすると、会社側は説得のしようがありません
どうしても退職を意思を伝える勇気がない方は、退職代行ガーディアンや弁護士法人ガイア
どのような選択をするかはあなた次第です。
離れたほうがいい職場の特徴と理由【5つの対処法】:まとめ
本記事では下記を紹介しました。
- 離れたほうがいい職場の特徴
- やりがい搾取する職場も離れたほうがいい
- 離れたほうがいい職場はすぐに転職すべき?【5つの対処法】
- 【職場を離れる時】退職したい理由は本当のことを言わない
最後まで読んでいただきありがとうございます。
その職場を離れるかどうかは、あなたの選択次第です。
本記事が参考になれば幸いです。
【関連記事】
>> 仕事の辞めどきがわかる10のサイン【やめなさいの合図?】