”ハローワークは使わない方がいい?”
”20代がハローワークを体験談が知りたい!”
本記事では、これらの声に答えていきます。
ハローワークは転職活動において必須ツールではありません。
ですが、実際にハローワークを使ってみるとメリットは多く、20代の私はハローワーク経由の企業で内定がもらえました。
KENMORI
本記事で解説すること
- ハローワークは使わない方がいい?
- 20代がハローワークを使わない理由【実際に利用して思ったこと】
- 実際に感じたハローワークのメリット
- 実際に感じたハローワークのデメリット
本記事ではこれらを解説していきます。
【KENMORI転職】の筆者経歴
新卒で入社した会社を3ヶ月で退職
↓
フリーター
↓
2社目の正社員を11ヶ月で退職
↓
約半年の空白期間
↓
(契約社員を2週間で退職)
↓
現在3社目の正社員
私自身転職活動を複数回行なっていて、ハローワークを利用した経験もあります。
なので、本記事は実体験を元に解説します。
ハローワークは使わない方がいい?
ハローワークは使わない方がいい?という疑問の答えですが、ハローワークは使った方が得です。
というのも、私は実際にハローワークを使って転職活動をしましたが
- ハローワークにしかない求人がある
- ハローワークは意外とめんどくさくない
- ハローワークの相談員は親切
など、ハローワークの良さをかなり実感しました。
ですが、SNSやネットで調べてみると「ハローワークは使わない方がいい」または「ハローワークは行かない方がいい」という意見が少なくありません。
ハローワークは使わない方がいい・行かない方がいいという方の意見
そもそもどんな求人媒体よりハローワークの掲載基準が甘い気がするから、使わない方がいいと思う 情報量も少ないし
— なつおあっとぱよぱよ (@itsheavy) May 29, 2019
京都のハローワークに言ってみたら、カウンセラーのおばちゃんと意気投合。
— Hiroki (@hiroki_kh) October 12, 2011
ハローワークなんて使わない方がいいわよ、なんて言われた。かなりうける。。
私の地元ではハローワークの人もなんか偉そうです。親身になってくれないどころか、ネガティブな個人情報を勝手に暴露して、足を引っ張ったりする。行くだけ損なので、行かない方がいい
— 詩misa (@poepoeuta) June 6, 2023
上記などの意見を見てみると「ハローワークには当たり外れがあるな」という印象です。
なぜなら、先ほども解説したように、私が行ったハローワークの相談員は親切でした。
ハローワークの相談員には当たりハズレがある可能性
ハローワークの相談員ってそもそも何?
ハローワークの相談員とは、ハローワークの窓口で職業相談や職業紹介などをしてくれる方を指します。
ハローワークに行き、どの相談員になるか「運」です。
もしかすると、上記で紹介した意見のようなハズレの相談員が担当になるかもしれません。
しかし、私の経験では2箇所のハローワークに行っていますが、どの相談員も親切で、こちらの話をしっかり聞いてくれました。
その為、ハローワークは1度使ってみることをおすすめします。
しかし、冒頭でもお伝えしましたが、ハローワークは転職活動の必須ツールではありません。
ハローワーク以外の求人の探し方が気になる方は以下の記事を参考にしてみてください。
ハローワーク以外の仕事の探し方【みんなどうやって探してる?】
20代がハローワークを使わない理由【実際に利用して思ったこと】
ハローワークは30代・40代の方だけでなく、20代の方も使うべきです。
しかし、私の周りでも
ハローワークは使わなかったけど。
という20代は多いです。
20代がハローワークを使わない理由は以下のような感じかなと思います。
20代がハローワークを使わない理由
- 「役所とか行くのはなんかめんどくさい」
- 「ブラック企業が多いとかネットで出てくるから行っても無駄」
- 「転職サイトやエージェントで充分だから」
上記の気持ちはよくわかります。
ですが、20代でハローワークを使わないのはもったいないです。
【20代が使わない理由①】ハローワークは「なんかめんどくさい」から
ハローワークってなんかめんどくさそうなイメージがありますよね。
というより、ハローワークは『役所』なので、この『役所』というのが堅いイメージがあります。
そして、それが20代の場合だと、堅い=なんかめんどくさそうと感じることが多いです。
しかし、実際にハローワークに行ってみると堅い感じはそこまでありません。
諸々の手続きもシンプルだったりします。
20代はキャリアを形成する大事な時期です。
この時期に「なんかめんどくさい」と考えてハローワークに行かないのは、将来的に後悔するかもしれません。
ハローワークが保有している求人数はかなり多く、自分に合った仕事を見つけるための重要な転職ツールです。
「なんかめんどくさい」という理由で選択肢を狭めてしまうのは、もったいないです。
【20代が使わない理由②】ハローワークはブラックな求人が多いという噂
今の20代は小学生の頃にはネットがありましたし、SNSも普及し始めていました。
その為、直接足を運んでどこかに行くときに必ずその評判などをネットやSNSで調べます。
その結果、
- ハローワークはブラック企業ばかり
- ハローワークの職員に嫌な態度を取られた
という評判を20代が見ると、ハローワークは転職ツールの選択肢から外れます。
私も1回目の転職活動のときはそうでした。
どうせ行ったって意味ないなら、転職サイトで十分。
という考えになります。
後にも詳しく解説しますが、ハローワークにはブラック企業の求人がある可能性は否定できません。
しかし、ホワイトな求人があるのは確かです。
その為、ハローワーク+転職サイト・転職エージェントなど、転職ツールは複数使ったほうが得です。
20代向けの転職サイト・エージェント
- リブズ(転職サイト)
【公式】
https://career.prismy.jp/
マイナーな転職サイトは穴場的な求人が見つかります。(無料)
- 第二新卒エージェントneo
【公式】
https://www.daini-agent.jp/
学歴や職歴は問われません。20代特化。(無料)
- ミラキャリ(転職エージェント)
【公式】
https://mirai-step.jp/
未経験可の事務職求人を探している方向け。事務職特化型です。(無料)
【20代が使わない理由③】転職サイトやエージェントだけで充分だから
20代がハローワークを使わない理由として、転職サイトやエージェントだけで充分という考えが挙げられます。
確かに、転職サイトやエージェントだけで20代の転職活動を乗り切ることは可能です。
さらに、転職エージェントであれば
- 定期的に求人メールを送ってくれる
- 履歴書などの書類の添削がある
- 応募企業に会った面接対策をしてくれる
など、ハローワークに比べて転職サポートが手厚いです。
しかし、転職活動は1つでも多くの求人を探したほうが得です。
後で詳しく解説しますが、ハローワークにしかない求人というのは存在します。
実際に感じたハローワークのメリット
記事冒頭でも紹介しましたが、私は転職を複数回行なっています。
最初の転職ではハローワークを使用しませんでしたが、2回目の転職ではハローワークを使いました。
”役所ってなんか行くのめんどくさいな…”
”転職サイトかエージェントだけで十分でしょ…”
と思っていましたが、実際にハローワークを使ってみると意外にメリットがありました。
以下は、私がハローワークを使って実際に感じたメリットです。
- ハローワークは無料で使える
- 失業保険も丁寧に説明してもらえる
- 現在住んでいる地域周辺の求人のみ探せる
- ハローワークにしかない求人がある
順に解説します。
ハローワークは無料で使える
当然かもしれませんが、ハローワークは無料で使えます。
ハローワーク(公共職業安定所)は、仕事をお探しの方や求人事業主の方に対して、さまざまなサービスを無償で提供する、国(厚生労働省)が運営する総合的雇用サービス機関です。
引用:ハローワーク |厚生労働省
上記の引用にも記載されていますが、ハローワークでは様々なサービスがあります。
- 求人の紹介
- 就活アドバイス
- 適職診断
- 職業訓練の紹介
- 就職した職場の労働環境についての相談
など、これらがすべて無料です。
ハローワークは国(厚生労働省)が運営していることもあり、一定の安心感もあります。
失業保険も丁寧に説明してもらえる
もしも、あなたが仕事を辞めた際は失業保険が貰えます。
ですが、失業保険を利用したことがない方からすると
私は失業保険が貰える対象なの?
そもそも失業保険って何?
という感じかもしれません。
そんな方でもハローワークに行けば、丁寧に失業保険について教えてくれます。
ちなみに、仕事を辞めてから転職活動をする方は、失業保険をもらったほうが得です。
失業保険給付の詳細は省きますが、前職で年収300万程度もらっていたのなら失業保険として3ヶ月間は月々10万〜15万円程度が支給されます。(人によって異なります)
私も失業保険を利用しましたが、何度かハローワークに相談しました。
現在住んでいる地域周辺の求人を探せる
最寄りのハローワークに行き求人を検索すると、現在住んでいる地域周辺の求人が手軽に探せます。
例えば東京の多摩地区であれば、多摩地区周辺の求人のみですし、23区内のハローワークで検索すると23区内のみになります。
転職サイトだと
こんなところ通えないでしょ(苦笑)
という求人が出てきますが、ハローワークではそのようなことが起こりません。
効率的に求人を探せるのはハローワークのメリットです。
ハローワークにしかない求人がある【最大のメリット】
本記事で1番伝えたいことです。
ハローワークにはハローワークにしかない求人があります。
実際に経験しましたが、これは間違いありません。
少しだけ、私の実体験をお話しします。
私が転職活動をする際は、3つ以上の転職サイトや転職エージェントに登録します。
転職サイトや転職エージェントはどれだけ使っても無料ですし、求人を1つでも多く知ることはメリットしかありません。
メジャーな転職サイト〜かなりマイナーな転職サイトまで登録するので、
転職したい職種の現在出ている求人はすべて知っているんじゃないかな?
くらいの感覚になります。
しかし、2回目の転職活動でハローワークに行くと、たくさんの転職サイトの中に無かった求人が普通にありました。
その求人を見つけた瞬間にハローワークの職員さんに相談し、紹介状を貰いました。
結果的にその企業への面接が決まり、最終的には内定を貰えました。
ハローワークにはハローワークにしかない求人があるので、転職サイトやエージェントと一緒に使うことをおすすめします。
20代向けの転職サイト・エージェント
- リブズ(転職サイト)
【公式】
https://career.prismy.jp/
マイナーな転職サイトは穴場的な求人が見つかります。(無料)
- 第二新卒エージェントneo
【公式】
https://www.daini-agent.jp/
学歴や職歴は問われません。20代特化。(無料)
- ミラキャリ(転職エージェント)
【公式】
https://mirai-step.jp/
未経験可の事務職求人を探している方向け。事務職特化型エージェントです。(無料)
実際に感じたハローワークのデメリット
ハローワークは30代・40代だけではなく、20代も使ったほうが良いということは間違いありません。
ですが、ハローワークにもデメリットがあるので紹介します。
- ハローワークは日中しか利用出来ない
- 職員は求人の詳細にあまり詳しくない…かも
- 履歴書の添削や面接対策がない
- 大半の求人が中小企業
- ハローワークはブラック企業の求人が多いという噂がある
こちらも順に解説します。
ハローワークは日中しか利用出来ない
ハローワークは基本的に平日の8時半〜17時15分までしか利用出来ません。(場所によって多少の違いがあります)
その為、
平日の日中は仕事です!
という方は利用することが難しいのが現実です。
土曜日も利用できるハローワークがあるようですが、一部のハローワークです。
相談員は求人の詳細にあまり詳しくない…かも
私がハローワークに行った際の相談員は親切でしたが、
『ハローワークの職員さんは、求人に書かれている情報のみしか知らないんだなぁ…』
という思いを抱いたのは事実です。
なぜなら、求人票に書いてあることしか答えてもらえなかった為です。
転職エージェントだと、求人に書いてあること以外を教えてくれたりします。
ですが、ハローワークの相談員の中には、求人票に記載がある情報以外を答えてくれる方がいるかもしれません。
希望を捨てずに。
ちなみに、20代に特化した転職エージェントは第二新卒エージェントneo
もしも、ハローワークを使うかネット求人(転職サイト)のどちらを使うか迷っている方は、以下の記事が参考になるはずです。
ハローワークとネット求人はどちらがいい?【違いや特徴なども解説】
就職活動で重要な履歴書の添削や面接対策がない
先ほども少しだけ解説しましたが、ハローワークには履歴書の添削や面接対策がありません。
まず、履歴書は就職活動において重要な書類です。
履歴書がどれだけ整っているか、またはどれだけ自分をうまく表現できているかによって、企業からの評価が大きく変わるのは間違いありません。
しかし、ハローワークでは履歴書の添削がないです。
その為、自分でどう書いたら良いのか・何を強調したら良いのかといったことは、自分自身で考えるしかありません。
面接対策についても同様です。
面接は、履歴書が「書類での自己紹介」であるならば、対面での「自己紹介」と言えます。
その為、
- 面接で何をアピールすればいいのか
- 面接でどの質問をされるのが多いのか
- 面接でどういった答え方をすればいいのか
などを、事前に対策したほうが内定獲得率は高まります。
ですが、ハローワークではそのような面接対策のサービスは提供されていません。
もしも、履歴書の添削や面接対策が受けたい場合は、転職エージェントを利用する必要があります。
おすすめの転職サイト・エージェント
- リブズ(転職サイト)
【公式】
https://career.prismy.jp/
マイナーな転職サイトは穴場的な求人が見つかります。(無料)
- 第二新卒エージェントneo
【公式】
https://www.daini-agent.jp/
学歴や職歴は問われません。20代特化。(無料)
- アデコ(転職エージェント)
【公式】
https://www.adecco.co.jp/
30代以上も利用可能。オンラインで完結するので利用が手軽に使えます。(無料)
私は転職エージェントを利用して、企業に合った面接対策をしてもらいました。(ハローワークと並行して利用してました)
大半の求人が中小企業
実際にハローワークで調べてみると分かりますが、求人の大半が中小企業です。
この点は「大手企業に転職したい!」という方にはデメリットです。
そして、ハローワークに大手企業が集まらず、中小企業が多くなる理由の一つが【ハローワークは求人掲載料が無料】という点です。
大手企業は採用コストが高くても問題ない場合が多く、求人掲載料が有料な転職サイトやエージェントを利用することができます。
しかし、中小企業は採用コストを掛けられない為【求人掲載料が無料】のハローワークに頼るということです。
この【求人掲載料が無料】という点が、次に紹介するブラック企業が多いと言われる原因の一つでもあります。
ハローワークはブラック企業の求人が多いという噂がある
企業は誰かを採用する際に、採用コストを念頭に考えます。
1人を中途採用するのに掛かる採用コストは、60万円前後と言われています。
となると、企業側は「60万円の採用コストを掛けたからにはすぐに退職されるのは困る」と考えるのが自然です。
しかし、採用コストが0円で済んだ場合はその逆が起こりかねません。
採用コストは0円なんだから、たくさん雇って耐えれた奴だけ残ればいい。
といった考え方をする企業がいても不自然ではありません。
私も「ハローワークはブラック企業の求人が多い」という噂は知っていたので、利用するか迷いました。
以下は、ネットで調べた『ハローワーク ブラック』の予測変換です。
ハローワークに限らず、転職サイトや転職エージェントにもブラックな求人はあるはずです。
しかし、『ハローワーク ブラック』での予測変換、まぁすごいです。
以下は、ハローワークの求人についての記事です。
「ハローワークの求人はやばい」という噂を解説しているので、興味のある方はぜひ。
>> ハローワークの求人がやばい3つの理由【実際に使った体験談】
ハローワークは使わない方がいい?【20代で利用した体験談】:まとめ
本記事では下記を紹介しました。
- ハローワークは使わない方がいい?
- 20代がハローワークを使わない理由【実際に利用して思ったこと】
- 実際に感じたハローワークのメリット
- 実際に感じたハローワークのデメリット
最後まで読んでいただきありがとうございます。
先ほど紹介したハローワークのデメリットでは、ハローワーク批判のような形になってしまいました。
ですが、個人的にはハローワークはメリットのほうが多いと感じています。
転職サイトや転職エージェントとハローワークを使って、求人は1つでも多く知っていたほうが転職先の選択肢が増えます。
>> 20代におすすめの転職サイト・エージェント【転職を繰り返していても大丈夫】
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