”ボーナスなしの会社はやばい…?”
”告知なしでボーナスが突然出ないのは違法?”
本記事では、これらの声に答えていきます。
ボーナスなしの会社は普通に存在します。
私は「年俸制」の会社で働いていたことがあるので、その際はボーナスがありませんでした。
KENMORI
本記事で解説すること
- ボーナスない会社はやばい?
- ボーナスなしの会社のメリット
- 急に会社がボーナスをなしにする理由
- ボーナスなしの会社についての意見【辞める・生活できないなど】
- ボーナスなしの会社は辞めるべき?
本記事ではこれらを解説していきます。
ボーナスない会社はやばい?
結論から言うと、ボーナスがない会社は一律にやばい訳ではありません。
というのも、会社によっては普通にボーナスなしのところも少なくないですし、私もボーナスがない会社で働いていたことがあります。
そもそも正社員でボーナスなしって違法じゃないの?
と疑問の方がいるかもしれませんが、特に違法ではありません。
正社員のボーナスなしは違法ではない
正社員のボーナスというのは、法律で明確に義務付けられている訳ではありません。
ボーナスの支払いがある会社というのは、社内ルールや福利厚生の一環として、独自に支払っているに過ぎません。
その為、ボーナスの支給は労働契約や就業規則、労使協定などで明示されている場合に限ります。
企業がこれらの文書にボーナスの支給を明記していない場合、正社員であってもボーナスを受け取る権利はありません。
ですが、就職時や転職時にボーナスの支給があるという契約の元で働いている場合。
告知なしにボーナスが出ないというのは違法となる可能性があります。
告知なしにボーナスが出ないのは違法?【やばい会社の可能性】
先ほど「ボーナスの支給は労働契約や就業規則、労使協定などで明示されている場合に限ります。」と解説しました。
ですが、これらの文書に明記されていても『企業の業績が悪い』といった理由でボーナスの支給額が減る、またはボーナスの支給自体がなくなる年もあり得ます。
しかし、事前の告知なしにボーナスが出ないというのは違法になる可能性があります。
日本の労働基準法では、労働条件の変更には一定の手続きが必要です。
特に、労働者に不利益な変更をする場合には事前にその旨を明示し、同意を得る必要があります。
以下は、厚生労働省HPからの引用です。
第九条 使用者は、労働者と合意することなく、就業規則を変更することにより、労働者の不利益に労働契約の内容である労働条件を変更することはできない。
引用:労働契約法
上記の引用でも記載がある通り、ボーナスを出さない為には
- 事前の告知
- 労働者の同意
の2つが必要です。
その為、
今回のボーナスは無しになりました。
と告知するだけでは不十分となります。
もしも「同意なしにボーナスがカットされた…」という場合、それは違法行為と判断される可能性があります。
その為、告知なしでボーナスをカットする会社はやばいと言えます。
ボーナスなしの会社の割合とは【賞与の支給状況】
余談かもしれませんが、ボーナスなしの会社の割合は約3割です。
厚生労働省が出している令和元年年末賞与の支給状況というデータでは、73.2%の会社がボーナスを支給しています。
つまり、ボーナスがなしという会社はそこまで珍しくありません。
さらに、ボーナスなしの会社というのはいくつかのメリットもあります。
ボーナスなしの会社のメリット
ボーナスがない会社と聞くと、多くの人が一瞬ためらうかもしれません。
しかし、ボーナスがないからといって、全てが不利なわけではありません。
以下はボーナスなしの会社のメリットです。
- 毎月の給与が高い
- 福利厚生が充実している
- 転職のタイミングが自由
順に解説します。
毎月の給与が高い
ボーナスなしの会社のメリットは、毎月の給与が高いケースが多いことです。
一般的に、ボーナスがない会社は「年俸制」を採用していることが多いです。
年俸制とは、年間で受け取る総額を事前に決めて、それを12ヶ月またはそれ以上の分割で支給する給与制度です。
この制度の最大の特長は、毎月の手取りが安定している点です。
例えば、年俸が600万円の場合、それを12ヶ月で割ると毎月の給与は50万円になります。
この50万円は年間を通して安定して支給されるため、毎月の生活費の計画が立てやすくなります。
一方で、基本給が30万円で年2回のボーナスが合計で200万円(各100万円)の場合、年収は同じく600万円です。
しかし、毎月の手取りは30万円なので、毎月の給与は当然低くなります。
毎月の給料が高いほうが助かる!
という方は毎月の給与が高めな「年俸制」の企業で働くメリットがあります。
福利厚生が充実している
ボーナスなしの会社は福利厚生が充実している可能性が高いです。
- 社員食堂の設置
- 在宅勤務の許可
- 社内託児所の設置
- 社員旅行やレクリエーション
- 研修制度やスキルアップ支援
など、ボーナスがなしの代わりに会社側は、社員が働きやすい環境を整えていることがあります。
健康面からキャリア形成・プライベートの充実に至るまで、トータルで見れば働きやすい環境になっている会社も少なくありません。
転職のタイミングが自由
例えば、ボーナスがある会社から転職する際は
ボーナスをもらってから転職しよ!
という考えになります。
上記の方のボーナス支給が8月と12月だった場合、
6月・7月・8月で退職するのは無理かな。
10月・11月・12月で退職するのは無しかな。
といった発想になります。
そうなると、上記の方が退職または転職をするのは1月〜4月と9月しかありません。
ですが、ボーナスがない会社で働いている方は、1月〜12月の間のどこで辞めても損をしません。
転職のタイミング自由というのは、ボーナスがない会社のメリットです。
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急に会社がボーナスをなしにする理由
急に会社がボーナスをなしにする理由は以下の2つが大きいです。
- 業績が急激に悪くなった
- 突然の経営方針の変更
こちらも順に解説します。
業績が急激に悪くなった
会社のボーナスが急にカットされる王道の理由です。
会社に資金が無くなれば、ボーナスを支払う余裕は当然無くなります。
ですが、業績が悪くなったからといって、急にボーナスが無くなれば社員の働くモチベーションが下がります。
そして、働くモチベーションが下がった社員というのは、いつしか辞めていきます。
その結果、
といった流れで、会社の業績はもっと悪化する可能性があります。
後にも解説しますが、会社の業績が急激に悪くなった場合は退職や転職を早めに検討することをおすすめします。
突然の経営方針の変更
会社というのは、突然に経営方針を変更することがあります。
- 経費削減の促進
- 新しい事業や拡大の計画実行
- 評価制度を厳しくする
など、会社がボーナスに影響する事柄を変更すると、あなたのボーナスは急に無くなることがあります。
これらの経営方針の変更は、事前にきちんとした説明があれば納得できるかもしれません。
しかし、会社によっては【決定事項】として、事前の告知なしで進めることがあります。
社員が、経営方針の変更理由や背景を十分に理解できないままボーナスが無くなれば、不信感や不満が高まるのは必然です。
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ボーナスなしの会社についての意見【辞める・生活できないなど】
ボーナスなしの会社を辞めることについては様々な声があります。
以下からTwitterからの出典です。
ボーナスなしなら会社を速攻辞める
確かにボーナスが出ない分、給料が高ければ納得できますよね。
ですが、ボーナスがない+給料も低いという状況はなかなか辛いです。
ボーナスなしだとまともな生活できない
今社員でも、ボーナスない会社あるし、ボーナスなしだと、まともな生活できないよね。
— そういちろう。天照大神。 (@YK_Fan_Club_888) July 21, 2023
人によってあるいは会社の給料によっては、ボーナスなしだとまともな生活ができないかもしれません。
この場合は、転職しか選択肢がありません。
ボーナスなし給与なし言われて即辞めた
出来高制でもない会社が急に「ボーナスなし給与なし」となるのは異常です。
辞めて正解です。
ボーナスなし退職金なしで辞めました
ボーナスなし退職金なしは、早めに辞めたほうが得かもしれません。
このようにボーナスなしで会社を辞めることに関して様々な声があります。
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ボーナスなしの会社は辞めるべき?
ボーナスなしの会社だからといって辞めるのが正解とも限りません。
人間関係が良かったり、福利厚生が充実しているのであれば、ボーナスがなくても働き続けたほうがいいかもしれません。
ですが、ボーナスなしの会社の中には辞めるべき場合も存在します。
- 告知なしのボーナスカット
- 先輩や後輩がどんどん辞めていく
- 明らかに会社の業績が悪い
上記を順に解説します。
告知なしのボーナスカットをする会社は辞めるべき
元々ボーナスがないのであれば、まだマシです。
しかし、ボーナスがあったのにも関わらず、告知なしのボーナスカットをする会社は辞めるべきかもしれません。
先ほども解説しましたが、ボーナスがある上で雇用契約を結んでいるのにも関わらず
- 事前の告知
- 労働者の同意
上記の2点がないのは、そもそも違法と判断される可能性が高いです。
さらに、事前の告知や労働者の同意がなくボーナスをカットする会社は社員を大事にしているとは言えません。
このような会社は今後も社員にとって不利益なことを起こす可能性を秘めています。
告知なしのボーナスカットの会社は、早めに辞めるべきかもしれません。
先輩や後輩がどんどん辞めていくなら転職すべき
ボーナスなしの結果、会社の先輩や後輩がどんどん辞めていく会社は注意が必要です。
当然ですが、辞めていった先輩・後輩の仕事は残った人が引き継がなくてはなりません。
辞めていった人数によっては、かなりの負担があなたに降りかかってきます。
さらに、業務量が増えても『ボーナスなし』から『ボーナスあり』に突然切り替わる可能性は低いです。
ボーナスなしが原因で先輩や後輩がどんどんと辞めていく場合は、あなた自身も辞めるかどうか検討する余地はあります。
>> 退職ラッシュで職場が崩壊!【エースやベテランが辞める会社】
明らかに会社の業績が悪い
会社によっては、社員が会社の業績を知ることができる場合があります。
もしも、会社の業績が明らかに悪い場合は、辞めるべきかもしれません。
現在はボーナスなしという状況で済んでいますが、数年後にその会社は倒産するかもしれません。
じゃあ、私は倒産するまで頑張るよ!
と思うかもしれません。
ですが、会社が倒産した時のあなたの年齢が高ければ高いほど転職が厳しくなります。
基本的に50代よりも40代のほうが転職に有利で、40代よりも30代のほうが転職に有利です。
若ければ若いほど転職できる会社の選択肢は増えます。
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30代以上も利用可能。オンラインで完結するので利用が手軽に使えます。(無料)
会社の業績の見極めは難しいですが、今のうちに転職したほうが正解かもしれません。
ボーナスない会社はやばい?【告知なしのカットなら辞めるべき】:まとめ
本記事では下記を紹介しました。
- ボーナスない会社はやばい?
- ボーナスなしの会社のメリット
- 急に会社がボーナスをなしにする理由
- ボーナスなしの会社についての意見【辞める・生活できないなど】
- ボーナスなしの会社は辞めるべき?
最後まで読んでいただきありがとうございます。
ボーナスなしの会社は辞めるべきか否かに答えはありません。
ですが、年間のボーナスが3ヶ月分などを超える会社があることも事実です。
”今の給料が不満だな…”と感じる方は、早めに行動をしたほうが得かもしれません。
次の記事では転職と退職に関する記事を紹介しています。
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