”短期離職を繰り返すデメリットってなに?”
”短期離職を繰り返した実体験が知りたい!”
本記事では、これらの声に答えていきます。
短期離職を繰り返すことはデメリットのみに感じますが、メリットもあります。
しかし、短期離職や転職を繰り返すことで、次の転職先が決まりづらくなるのは事実です。
転職を繰り返すことは否定しませんが、無駄に転職を繰り返すのはもったいないのです。
KENMORI
本記事で解説すること
- 短期離職を繰り返すデメリット【実体験】
- 短期離職を繰り返すのはメリットもある?
- 【体験談】20代で短期離職を繰り返すとどうなる?
- 短期間での離職を繰り返す理由
- 短期離職をこれ以上繰り返さない為の対策・ポイント
実体験から解説していきます。
短期離職を繰り返すと、利用できる転職エージェントが減っていきます。
ですが、以下の転職エージェントは短期離職を繰り返していても利用可能です。(20代限定)
短期離職を繰り返すデメリット【実体験】
短期離職を繰り返すデメリットは以下です。
- 面接(退職理由)対策の難易度が上がる
- 転職が簡単に出来ると勘違いする
- 内定が貰いづらくなる
実体験を交えながら、順に解説します。
面接対策(退職理由)の難易度が上がる
まず、短期離職を繰り返すと、面接対策の難易度が上がります。
厳密にいうと「短期離職をした退職理由」を答える難易度が上がります。
というのも、職歴で短期離職の経歴があると
なんでこの会社は数ヶ月で辞めたんですか?
といった質問をほぼ100%されます。
そして、この質問に対して適切な回答ができないと、内定をもらうことは不可能です。
ですが、短期離職を繰り返していると、回答する項目が増えます。
例えば、3社経験して4社目の正社員になりたい場合。
- 1社目の短期離職理由
- 2社目の短期離職理由
- 3社目の短期離職理由
を答える必要があります。
これらの回答をすべて対策するのは、結構大変です。
短期離職理由を正直に答えても良いのですが、すべての短期離職理由を正直に言って問題ない方は少ないです。
転職が簡単に出来ると勘違いする
短期離職を繰り返しているということは、転職成功回数が多いと言えます。
もしかすると、本記事を読んでいる方の中には
短期間での退職が多いけど、転職って結構余裕なんだよね。
と転職活動に苦労したことがない方がいるかもしれません。
ですが、それは勘違いです。
今転職が余裕なのは、年齢が若いもしくは転職回数がまだ少ないからです。
30代や40代になればそんな簡単に転職は成功できなくなりますし、今以上転職回数が増えると内定をもらう難易度は上がります。
短期離職を繰り返すと「転職は簡単」と思い込むデメリットがありますが、それはただの思い込みです。
内定が貰いづらくなる
当然かもしれませんが、短期離職を繰り返すと明らかに内定が貰いづらくなります。
私も体験しましたが、20代であっても短期間での離職が多いと、内定獲得の難易度は跳ね上がります。
なぜなら、企業側は短期離職の経歴に対して以下のような懸念を抱きます。
- 「雇っても長期間働いてくれないかもしれない」
- 「教育してすぐ辞められるとコストの無駄遣いに終わる」
- 「人とのコミュニケーション能力に問題があるのでは」
など、企業側の懸念は様々です。
さらに、これも当然ですが短期離職を繰り返すと、将来的に希望する職種や企業に就職することも難しくなります。
多くの企業はあなたの過去の職歴を重視するため、短期離職が多いと評価が低くなり、内定が得られにくくなるということです。
おすすめの転職サイト・エージェント
- リブズ(転職サイト)
【公式】
https://career.prismy.jp/
マイナーな転職サイトは穴場的な求人が見つかります。(無料)
- 第二新卒エージェントneo
【公式】
https://www.daini-agent.jp/
学歴や職歴は問われません。20代特化。(無料)
- アデコ(転職エージェント)
【公式】
https://www.adecco.co.jp/
30代以上も使える転職エージェント。転職活動全般のサポートをしてもらえます(無料)
短期離職を繰り返すのはメリットもある?
短期離職を繰り返すという選択は、一般的にはデメリットのみと見られがちです。
ですが、短期離職を繰り返すことにはメリットも存在します
以下は、短期離職を繰り返すことのメリットです。
- 様々な業界を経験できる
- 前職のスキルや経験が活かせる
- 前職の辛い経験などが比較できる
- 合う仕事と合わない仕事を実感できる
こちらも順に解説します。
様々な業界を経験できる
短期離職を繰り返すメリットとして、様々な業界を経験できることが挙げられます。
興味のある仕事がたくさんある!
という方からすると、様々な業界を経験できるのは嬉しいはずです。
世の中的には、1社で数年〜数十年・定年まで働くことは一定の評価がされます。
しかし、定年まで1社しか経験しなかった方というのは、見方を変えると「もったいない」とも言えます。
なぜなら、日本国内だけでも無数の職業があるにも関わらず、1社しか経験していないからです。
人生単位で考えると「色々な仕事を経験したほうが得」とも考えられます。
就職・転職・キャリアに正解不正解はありませんが、短期離職を繰り返すことにもメリットは存在します。
前職のスキルや経験が活かせる
短期離職を繰り返していても、前の職場で学んだスキルや経験は次の職場でも活かすことが出来ます。
経験した職場が多ければ多いほど、多種多様なスキルを身に付けているはずです。
例えば、IT業界での経験があれば、その後にマーケティングの仕事に転職する際にも、デジタルマーケティングという分野でスムーズに適応できるはずです。
一つの業界で得た知識やスキルが、次の業界で役立つことは結構多いです。
私の場合は、新卒入社した会社を3ヶ月ほどで退職しましたが、その3ヶ月間の間に1,000件以上の電話営業を行いました。
そして、3ヶ月という短い期間で学んだ電話営業スキルは、どの企業に転職しても活かせています。
前職の辛い経験などが比較出来る
仕事は辛いことや嫌なことなど、ストレスの元になるようなことが多いです。
しかし、短期離職を繰り返し、転職を複数回していると前職や前前職と比較ができます。
例えば、1社のみしか経験したことがない方に、職場で辛いことがあった場合
もうこの会社で働き続けるのは無理だな…。
という考えに至るかもしれません。
ですが、転職を繰り返している方の場合
辛いけど前職よりはマシだからなんとかなるかな!
と考えることができ、気持ちも軽くなります。
上記のように考えられるのは、転職を繰り返して経験を積んできたからです。
合う仕事と合わない仕事を実感できる
この仕事をやってみたいけど、大変そうだなぁ…。
挑戦したい仕事だけど、続けられるか不安…。
など、転職する前には色々と不安になります。
ですが、短期離職や転職を繰り返すことで、この仕事は合う・合わないが実感できます。
頭の中で想像するのと、実際に働くことには大きな差があります。
さらに、”あの時にあの仕事をやれば良かったなぁ…”という後々の後悔が無くなるのもメリットです。
おすすめの転職サイト・エージェント
- リブズ(転職サイト)
【公式】
https://career.prismy.jp/
マイナーな転職サイトは穴場的な求人が見つかります。(無料)
- 第二新卒エージェントneo
【公式】
https://www.daini-agent.jp/
学歴や職歴は問われません。20代特化。(無料)
- アデコ(転職エージェント)
【公式】
https://www.adecco.co.jp/
30代以上も使える転職エージェント。転職活動全般のサポートをしてもらえます(無料)
【体験談】20代で短期離職を繰り返すとどうなる?
20代だと、短期離職を繰り返すとどうなるか不安ですよね。
私は20代で短期離職を繰り返しています。
私の経歴は以下です。
新卒で入社した会社を3ヶ月で退職
↓
フリーター
↓
2社目の正社員を11ヶ月で退職
↓
約半年の空白期間
↓
(契約社員を2週間で退職)
↓
現在3社目の正社員
上記をすべて20代で経験しています。
まず、実際に20代で短期離職を繰り返した経験談としては「20代ならなんとかなる」ということです。
20代なら転職を繰り返してもなんとかなる
20代の方の中には
転職回数が多すぎるからもう転職は無理かも…。
と諦めかけているかもしれません。
ですが、20代の内ならまた正社員になれます。
私は高学歴でもないですし、特別な国家資格を持っているわけではありません。
しかし、そんな私でも正社員として転職を成功させました。
20代なら転職を繰り返してもなんとかなります。
ちなみに、以下はdodaが企業の採用担当者103人に「転職回数は選考に影響しますか?」と質問した、アンケート結果です。(出典:転職に関するアンケート)
上記の結果を見て分かる通り、20代に関しては約20%の採用担当者が「転職回数は選考に影響しない」と回答しています。
ということは、短期離職を繰り返していて転職が成功しない場合は「転職回数は選考に影響しない」と考える企業を見つければいいわけです。
リブズ
短期離職の回数が増えるごとに不利になるのは事実
短期間の職歴が多くても、20代ならまた正社員になれます。
ですが、短期離職の回数が増えるごとに不利になるのは事実です。
例えば、あなたが採用担当者だとして
- 1社で5年間正社員だった20代
- 通算3社で5年間正社員だった20代
- 通算7社で5年間正社員だった20代
上記の中でどの20代を採用候補として考えますか?
とりあえず、3番目の『通算7社で5年間正社員だった20代』は除くはずです。
そして、これが現実です。
私も短期離職の回数が増えるごとに、書類選考の通過率はかなり落ちました。
なので、短期離職を繰り返した方は『求人応募などの数を打つこと』と『履歴書や職務経歴書の添削』が結構重要です。
余談ですが、短期離職の回数が多くて「職務経歴書を作るのがめんどくさい!」と思っている方は以下の記事が参考になるはずです。
>> 職務経歴書がめんどくさい!【短い職歴が多い人の書き方】
短期間での離職を繰り返す理由
短期間で離職を繰り返す理由は人によって様々です。
本記事で解説する短期間で離職を繰り返す理由は以下です。
- 求人の探し方が甘い
- 焦って就職活動・転職活動をしている
- 選考に落ちすぎて受ける企業が適当になっている
順に解説します。
求人の探し方が甘い
短期間での離職を繰り返している方は、求人の探し方が甘いかもしれません。
世の中には無数の求人がありますが、その中であなたに合った求人を探すのは至難の技です。
しかし、就職活動や転職活動をしている方の多くは
といった、大手のエージェントや大手の転職サイトしか使いません。
ですが、求人というのは転職エージェントや転職サイトごとに異なります。
その為、あまり知られていないマイナーな転職エージェントや転職サイトも使うべきです。
リブズ
求人の探し方が甘いと、当然あなたに合った求人は見つかりません。
あなたに合った会社に就職または転職をしなければ、またすぐに辞めたくなります。
焦って就職活動・転職活動をしている
短期離職が多い方は、毎回焦って就職活動や転職活動をしていませんか?
結論として、焦っても良いことはほとんどありません。
私の場合は半年ほどの無職期間があり、その結果【金銭面の焦り】が出ます。
金銭面の焦りの結果、
給料が貰えるならどこでもいい!
という考えで、まったく興味のない会社の契約社員になります。
ですが、まったく興味がないので結果的に2週間で退職します。
このように焦って就職活動・転職活動をすると、
- 自身の軸がぶれる
- 興味のない仕事に応募する
- 求人の内容をしっかりと見ない
など、様々なデメリットが発生します。
これ以上短期離職の回数を増やしくない場合は、焦って就職活動・転職活動することは控えるべきです。
選考に落ちすぎて受ける企業が適当になっている
短期離職の経歴があると、選考に落ちることが多いです。
以下の動画は新卒1ヶ月で辞めた女性が、100社以上落ちたという内容です。
上記の方は短期離職を繰り返しているわけではないですが、100社以上落ちています。
その為、短期離職を繰り返すと、内定を貰う難易度はさらに上がります。
その結果、人によっては想像を絶するほど、選考で落ちまくります。
そうなると、だんだん応募する企業も適当になっていきます。
適当に応募した企業から内定を貰えても、その会社で長く働くことは難しいです。
なぜなら、あなたは適当に応募した企業に興味がないからです。
私の体験談ばかりで申し訳ないですが、興味がない企業で働き続けるのはキツイです。
選考に落ち続けるのはつらいですが、あなたが興味のある企業への応募を続けるべきです。
短期離職をこれ以上繰り返さない為の対策・ポイント
短期離職をこれ以上繰り返さない為には、以下の対策・ポイントが重要です。
- 妥協して転職をしない
- エージェントなど他人の力を借りる
- やりたいことを明確にしてから転職をする
順に解説します。
妥協して転職をしない
転職をしよう!と考えたとき、誰しも転職先の条件を考えます。
転職先の条件
- 手取り20万円以上
- 転勤なし
- 交通費全額支給
- 社会保険完備
- 残業10時間以内(月)
- 夜勤なし
- 年間休日120日以上
- シフト勤務
など、人によって転職先に求める条件は異なります。
ですが、決めていたはずの条件を妥協してしまい、そのまま入社してしまうことがあります。
例えば、転職活動を始めた当初は
手取りは20万円以上!
と転職先に希望する給料を決めたとします。
しかし、転職活動を続けた結果、手取り16万少々の企業に入社。
すると、入社した数ヵ月後に
手取り16万なんかじゃ働く気しないわ…
と転職を繰り返すことになります。
これ以上短期離職の経歴を増やさないためにも、あなたの希望を妥協することはやめましょう。
エージェントなど他人の力を借りる
転職活動は1人でもできます。
1人で転職活動をして、その結果として短期離職にならなければ、それで良いです。
しかし、短期離職を繰り返してしまうということはなにかしらの問題があります。
- 自身の特徴が見えてない
- 自身に合う仕事が分かっていない
- あなたのスキルが活かせる求人を探せていない
など、1人では気が付かない「なにか」がある可能性があります。
その場合は、エージェントなど他人の力を借りてしまいましょう。
そのほうが手っ取り早いです。
おすすめの転職サイト・エージェント
- リブズ(転職サイト)
【公式】
https://career.prismy.jp/
マイナーな転職サイトは穴場的な求人が見つかります。(無料)
- 第二新卒エージェントneo
【公式】
https://www.daini-agent.jp/
学歴や職歴は問われません。20代特化。(無料)
- アデコ(転職エージェント)
【公式】
https://www.adecco.co.jp/
30代以上も利用可能。オンラインで完結するので利用が手軽に使えます。(無料)
>> 【転職回数3回】おすすめの転職サイト・エージェント【早期退職の経験があっても正社員になれる】
もしも、エージェントが苦手な方はハローワークを利用するのもありです。
しかし、ハローワークの場合は基本的に求人を紹介してくれるだけです。
以下の記事ではハローワークについて詳しく解説しているので、興味のある方はぜひ。
やりたいことを明確にしてから転職をする
やりたい仕事を明確にしたほうが、転職を繰り返さずに済みます。
やりたい仕事【漠然】
- 営業がしたい
- 人と関わりたい
- なにかを作る仕事がしたい
これだと漠然としすぎています。
もう少し具体的にやりたい仕事を考えることをおすすめします。
漠然としすぎるのは、短期離職に繋がる危険性があります。
やりたい仕事【明確】
- BtoBの営業がやりたい!
- 子供と関われる仕事がしたい!
- 番組制作の仕事がしたい!
これくらいの明確さがベストです。
例えば、インテリアコーディネーターになりたい!やスクールの講師になりたい!という方は、かなり具体的なので問題無しです。
短期離職を繰り返す理由と対策【20代での転職体験談】:まとめ
本記事では下記を紹介しました。
- 短期離職を繰り返すデメリット【実体験】
- 短期離職を繰り返すのはメリットもある?
- 【体験談】20代で短期離職を繰り返すとどうなる?
- 短期間での離職を繰り返す理由
- 短期離職をこれ以上繰り返さない為の対策・ポイント
最後まで読んでいただきありがとうございます。
短期離職を繰り返すことはデメリットもありますが、メリットもあります。
キャリアに正解不正解はないので、あなたが正解だと思う行動をしましょう。
【関連記事】
>> 短期離職は人生の終わり?【履歴書に書かないのは基本不可】