”短期離職とか転職を繰り返しちゃうんだけど、なにが原因なんだろ”
”これ以上転職を繰り返さない為にはどうしたらいい?”
本記事では、これらの声に答えていきます。
転職を繰り返すことはデメリットばかりに感じますが、少なからずメリットもあります。
短期離職や転職を繰り返すことで、次の転職先が決まりづらくなるのは事実です。
転職を繰り返すことは否定しませんが、無駄に転職を繰り返すのはもったいないので対策をしていきましょう。

KENMORI
本記事で解説すること
- 転職を繰り返したデメリット
- 転職を繰り返したメリット
- 転職を繰り返す3つの原因と対策
- 転職を繰り返した結果
実体験から解説していきます。
転職を繰り返すと使える転職エージェントが減っていきます。
ですが、以下の転職エージェントは転職を繰り返していても利用可能です。

この転職エージェントは20代限定の転職エージェントなので、興味のある方は『第二新卒エージェントneoの評判・口コミ』記事を覗いてみてください。
転職を繰り返した結果のデメリット

転職を繰り返すと以下のデメリットが発生します。
- 薄いキャリアが形成される
- 内定が貰いづらくなる
- 面接対策の難易度が上がる
- 転職が簡単に出来ると勘違いする
順に解説します。
薄いキャリアが形成される
転職を繰り返すといっても、1つの会社で5年〜10年といった長期間働いている方は薄いキャリアではありません。
1年〜2年で退職といった短期離職で転職を繰り返している方は、薄いキャリアが形成されていきます。
薄いキャリアは今後の人生で内定が貰いづらくなるなどのデメリットを及ぼします。

私も短期離職の経験がありますが、転職の度に苦労します。
内定が貰いづらくなる
短期離職で転職を繰り返していると内定が貰いづらくなります。
当たり前ですが、企業側は雇ったからには長期的に働いてもらいたいと考えています。
その為、短期離職または転職を繰り返しているという職務経歴は採用を躊躇させます。



俺は20代だからまだ余裕で転職出来るでしょ!
という方。正直、考えが甘いです。
私もその考えでしたが、20代後半から明らかに内定が貰いづらくなります。
特に異業種や未経験の仕事に挑戦したい方は、書類選考や面接が通りづらくなることの心構えが必要です。
面接対策の難易度が上がる
例えば、3社経験して4社目の正社員になりたい場合。
面接で答える項目
- 1社目の入社理由
- 1社目の退職理由
- 2社目の入社理由
- 2社目の退職理由
- 3社目の入社理由
- 3社目の退職理由
- 4社目に入社したい理由
上記のすべての入社理由とすべての退職理由を正直に言える人は少ないはずです。
なので、これらすべてを考える必要があります。
これが結構きついです。



私の場合は上記の例より1社少ないのですが、それでもこれらの理由を考えるのは大変でした。
転職が簡単に出来ると勘違いする
転職を繰り返している方で、転職活動に苦労をしたことがない方は要注意です。
苦労を感じずに内定が貰えていた結果、転職が簡単に出来ると勘違いしてしまいます。
正直、今までたまたま苦労をしていなかっただけで、内定を貰うのは基本的に苦労します。
さらに、短期離職または転職を繰り返した職務経歴があれば、転職に苦労することは目に見えてます。
短期離職や転職を繰り返すと書類選考が通らなくなります。
先ほど”面接対策の難易度が上がる”と解説しましたが、書類選考を通過しないことには面接を受けることすら出来ません。
ですが、就職Shop
無料で使えるので、試してみて損はありません。
20代の方に特におすすめです。
>> 就職Shop(ショップ)の口コミとは【ニートや30代は利用可能?】
転職を繰り返した結果のメリット


転職を繰り返すメリットは以下です。
- 様々な業界の経験ができる
- 人脈を多少広げる事が出来る
- 前職のスキルや経験が活かせる
- 前職の辛い経験などが比較できる
- 合う仕事と合わない仕事を実感できる
実際に感じたメリットです。
順に解説していきます。
様々な業界の経験ができる
転職を繰り返すと、自然と様々な業界の経験が出来ます。
さらに、その業界が昔から興味のあった仕事であった場合、
”実際はこんな風に作られているんだ!”
”大変な作業の裏でこれが成り立っているんだ!”
など、その業界の裏側や知らなかった一面を垣間見ることが出来ます。



仕事の裏側を知ることが出来るのは楽しいです。
人脈を多少広げることができる
人脈は多少広げることが出来ます。
”多少”と付けたのにも理由がありまして、人によっては全く人脈が広がらないので”多少”と付けました。
例えば、仕事と私生活を完全に切り離したい派の方は、私生活も職場の人と会うことを避けますよね。
そうなるとあまり人脈は広がりません。
人脈はその職場にいるだけでは広がらないので、ある程度の努力が必要かもしれません。
前職のスキルや経験が活かせる
前職や前前職の仕事を数ヶ月で辞めてしまっても、前の職場で学んだスキルや経験は次の職場でも活かすことが出来ます。
私の場合、新卒で入社した会社を3ヶ月ほどで退職しましたが、その3ヶ月間での電話営業スキルはどの企業に転職しても活かせています。



1日100件のテレアポをしていた経験があります。
前職の辛い経験などが比較出来る
転職を繰り返すと、どこかの職場でもの凄く辛い経験をします。
肉体的または精神的につらく”今すぐ逃げたいし今日にでも退職したい…”という経験を1度はします。
すると、次の職場で辛いことがあった際に前職の辛い経験と比較することが出来ます。
その結果、
”前の仕事のあの業務よりは、全然辛くないな”
と考えることが出来ますし、気持ちも軽くなります。
こう考えられるのは、転職を繰り返して経験を積んできたからですね。
合う仕事と合わない仕事を実感できる



この仕事をやってみたいけど、大変そうだなぁ…



挑戦したい仕事だけど、続けられるか不安…
など、転職する前には色々と不安になります。
しかし、転職を繰り返すことでこの仕事は合う・合わないが実感出来ます。
やはり頭の中で想像するのと、実際に働くことには大きな差があります。
さらに、”あの時にあの仕事をやれば良かったなぁ…”という後々の後悔が無くなるのもメリットです。
おすすめの転職サイト・エージェント
- リブズ(転職サイト)
【公式】
https://career.prismy.jp/
マイナーな転職サイトは穴場的な求人が見つかります。(無料)
- 第二新卒エージェントneo
【公式】
https://www.daini-agent.jp/
学歴や職歴は問われません。20代特化。(無料)
- アデコ(転職エージェント)
【公式】
https://www.adecco.co.jp/
30代以上も利用可能。オンラインで完結するので利用が手軽に使えます。(無料)
そもそもなんで転職を繰り返すんだろう?【3つの原因と実体験】


転職を繰り返す方の気持ちは分かるほうだと思います。
私の経歴は以下です。
経歴
新卒で入社した会社を3ヶ月で退職
↓
フリーター
↓
2社目の正社員を11ヶ月で退職
↓
約半年の空白期間
↓
(契約社員を2週間で退職)
↓
現在3社目の正社員
上記のように私自身も短期離職を繰り返していて、転職回数も多いです。
入社出来ても”なんか違うなぁ”と思ったり、時には”この仕事はきつすぎるなぁ”とも思いました。
転職を繰り返すことに全く反対はしません。
ですが、短期離職や転職を繰り返してしまうことは出来れば避けたほうが良いのも事実です。
”そもそも短期離職ってどのくらいの期間を言うの?”と疑問の方は下記記事を参考に。
>> 短期離職ってどのくらい?【もう転職出来ないし人生の終わり?】
転職を繰り返してしまう原因とその対策を以下から解説します。
まずは、転職を繰り返す3つの原因からです。
- 妥協して入社した
- 出来ると思い込んで入社した
- やりたいことが明確じゃないまま入社した
順に解説していきます。
妥協して入社した
転職をしよう!と考えたとき、誰しも転職先の条件を考えます。
転職先の条件
- 手取り20万円以上
- 転勤なし
- 交通費全額支給
- 社会保険完備
- 残業10時間以内(月)
- 夜勤なし
- 年間休日120日以上
- シフト勤務
など、人によって転職先に求める条件は異なります。
しかし、決めていたはずの条件を妥協してしまい、そのまま入社してしまう場合があります。
例えば、転職活動を始めた当初は”手取り20万以上!”と決めていたのにも関わらず、転職活動を続けた結果、手取り15万少々の企業に入社。
すると、入社した数ヵ月後に”15万なんかじゃ働く気しないわ…”と転職を繰り返すことになります。
妥協して入社しても、喜びは一瞬です。
出来ると思い込んで入社した
当たり前ですが、人には出来ることと出来ないことがあります。
質問
- Q1、あなたは夜勤勤務が出来ますか?
- Q2、あなたは残業が22時になる日があっても大丈夫ですか?
- Q3、あなたは肉体労働が多くても耐えられますか?
- Q4、あなたは長時間のデスクワークに耐えられますか?
Q1~Q4の質問にYESかNOで答えてください。
どれがYESでもNOでも間違いではありません。
ですが、今あなたがNOと答えた質問が転職活動中になぜかYESに変わってしまうことがあります。
自然に変わってしまった答え
- ”肉体労働は無理だと思ってたけど、出来るっしょ!”
- ”長時間のデスクワークは出来ないと思ったけど、頑張れば出来るかも!”
これらの考え方の変化は転職活動が長引いた方に起こりがちです。
その結果、転職を繰り返してしまいます。
転職活動を長引かせない方法としては、第一に『応募したい求人数を増やすこと』が重要です。
応募したい求人が無ければ、あなたの転職活動はさらに延長されていきます。
その為にLibz(リブズ)
マイナーな転職サイトも利用する価値はあります。
やりたい仕事が明確じゃないまま入社した
やはり、やりたい仕事は明確にしたほうが転職を繰り返さずに済みます。
やりたい仕事【漠然】
- 営業がしたい
- 人と関わりたい
- なにかを作る仕事がしたい
これだと漠然としすぎています。
もう少し具体的にやりたい仕事を考えることをおすすめします。漠然としすぎるのは転職を繰り返す危険性があります。
やりたい仕事【明確】
- BtoBの営業がやりたい!
- 子供と関われる仕事がしたい!
- 番組制作の仕事がしたい!
これくらいの明確さが必要です。
例えば、インテリアコーディネーターになりたい!やプログラミングスクールの講師になりたい!という方はかなり具体的なので問題無しです。
自分がやりたいと思った仕事で働けている
正直、やりたい仕事で働けても辞めたくなるときはあります。
そんな時にふと思い返すと、
”自分がやりたいと思った仕事で働けている”
と考えることが出来ます。
そうなると【退職】という結論に至りづらくなります。
やりたい仕事には熱量が伴うので、結果的に転職を繰り返すことを防ぐことが出来ます。
もしも、20代の方で”何がしたいか分からない…”悩んでいる方は、下記記事が参考になるかもしれません。
>> 20代で何がしたいかわからない人の仕事の見つけ方【3つの方法】
転職を繰り返さない為にはどうしたらいい?





結局、転職を繰り返さない為にはどうしたらいいの?
結論は、妥協をしないことです。
妥協が転職を繰り返す原因になる



年間休日は120日欲しい!
という方がいるとします。
その方が転職活動をしていく中で・・・



この仕事やってみたいけど、年間休日が90日。でもなんか大丈夫かも!
このように年間休日の部分を妥協して次の会社に転職をします。
【数ヵ月後】



”やっぱり休み少ないのダメだ…”
と、なってしまい退職。
結果的にまた転職活動をしなくてはならなくなります。
『やっぱり○○は無理だった』はもったいない
妥協をして転職先を決めると『やっぱり○○は無理だった』となり、この『やっぱり』というのが非常にもったいないです。
なぜなら、”出来ない!”と分かっていたのにも関わらず職歴を1つ増やしてしまったからです。
これは妥協をして入社したデメリットです。
付け加えますが“内定を貰えたから”という理由のみでも入社をするべきではありません。
これも妥協です。
おすすめの転職サイト・エージェント
- リブズ(転職サイト)
【公式】
https://career.prismy.jp/
マイナーな転職サイトは穴場的な求人が見つかります。(無料)
- 第二新卒エージェントneo
【公式】
https://www.daini-agent.jp/
学歴や職歴は問われません。20代特化。(無料)
- アデコ(転職エージェント)
【公式】
https://www.adecco.co.jp/
30代以上も使える転職エージェント。転職活動全般のサポートをしてもらえます(無料)
内定を貰えたから入社
内定を貰えると狂喜乱舞とまではいきませんが、シンプルに嬉しいですよね。
気持ちは分かります。
短期離職または転職を繰り返している方は、転職活動が長引くことが多いです。
そんな中、ひとつの企業から内定が貰えるとあっさり承諾してしまいがちです。
その企業で働きたい!と思えるのであれば良いのですが、”内定を貰えたから入社しちゃおうかな”というくらいの方は少し冷静になりましょう。
退職してしまったら、また1から転職活動開始です。
転職を繰り返すと、転職は案外出来てしまうということに気づきます。
しかし転職活動は時間も費用も掛かりますし、楽ではありません。
また1からの転職活動はつらいですし、職歴は1つ増えているので内定を貰う難易度は上がっています。
【妥協をしない】ことは、転職を繰り返すことにならない方法としてかなりおすすめです。
短期離職や転職を繰り返すデメリットと3つの原因【実体験】:まとめ


本記事では下記を紹介しました。
- 転職を繰り返したデメリット
- 転職を繰り返したメリット
- 転職を繰り返す3つの原因と対策
- 転職を繰り返した結果
最後まで読んでいただきありがとうございます。
転職を繰り返すことはいけないことだ!という方もいます。
ですが、1社でダラダラと定年まで勤めて、定年後アルバイト生活ということもあり得ます。
【関連記事】
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