”転職は逃げで甘えなのかな…”
”仕事を辞めることは逃げ?”
本記事では、これらの声に答えていきます。
転職が当たり前の時代ですが、転職するには労力や時間が要りますし、他人の目が気になる場合もあります。
”逃げの転職をした場合どうなるか…”と気になる方は私の実体験をひとつの参考にしてください。

KENMORI
本記事で解説すること
- 転職(仕事を辞めること)が逃げと感じる理由
- 逃げの転職のデメリット
- 逃げの転職でも良い場合
- 実際に逃げの転職をした結果
実体験からこれらを解説します。
転職や仕事を辞めることが逃げと感じる方は、『仕事を辞めてもなんとかなる』という考えを持つべきかもしれません。
以下の記事では実際に仕事を辞めた体験談など紹介しているので、興味のある方はぜひ。

>> 仕事辞めてもなんとかなる3つの方法【20代〜50代の年代別対策】
転職(仕事を辞めること)が逃げと感じる理由

転職(仕事を辞めること)が逃げだと感じる理由は大きく3つです。
- 早期退職
- 業務の途中での退職
- 転職という行動自体
順に解説していきます。
早期退職【逃げの転職は甘えと思われる?】
早期退職=逃げの転職と感じる方は多いはずです。
- 上司や会社に申し訳ない
- 友人や家族に言いづらい
など、早期退職は他人の目が気になります。
確かに、早期退職は逃げの転職というケースが多いです。

他人からなんて思われるか不安で転職出来ない…
と、不安な方。
結論ですが、他人の感覚は人それぞれです。
他人の感覚は人それぞれ
例えば、同じ会社で30年働いてるベテランの方がいたとします。
30年勤務のベテランからしたら、5年働いてる方が退職しても、10年働いてる方が退職しても「すぐにやめちゃったねぇ…」と呟きます。
要するに、他人の目を気にするとキリがないということです。
”あの子は逃げるように転職をして、甘えだよね”と思うかどうかも、その人次第です。
後で解説しますが、逃げの転職をしても良い場合とデメリットを紹介します。
逃げの転職は、それらを総合的に判断してから決断することがおすすめです。
業務の途中での退職
まず、業務の途中で転職をすると、あなた自身に逃げている感覚が生まれます。
他人の目もそうですが、”今の仕事から逃げている!”という自覚も発生しやすいです。
しかし、業務やプロジェクトの途中で転職がしづらいという方は、どこかで見切りを付けるべきです。
見切りを付けるべき
今の業務が終わると、当然ですが別の業務が始まってしまいます。
1個の業務が終われば、また次の業務。
その業務が終わったら、またまた次の業務。
いつになっても、業務の途中です。
どこかのタイミングで、この業務の途中なら誰かに引き継げるだろうと見切りをつけることをおすすめします。
転職(仕事を辞める)という行動自体が逃げに感じる
転職(仕事を辞める)という行動自体に”逃げ”と感じてしまう方。
昔は、年功序列だった為に勤務年数が長ければ給料も上がりました。
終身雇用でもあったので、その会社に定年までいられることが確実性のあるものとなっていました。
しかし、現代では年功序列でも終身雇用でもありません。
大手の企業が多くの人材をリストラする時代でもあります。
転職(仕事を辞める)という選択肢は逃げではありません
”転職したい!”という気持ちがあるのであれば、新たな仕事にチャレンジするべきです。
おすすめの転職ツール・キャリア相談
- リブズ(転職サイト)
【公式】
https://career.prismy.jp/
20代〜30代まで男女問わず利用可能。面談なども不要です。
- 第二新卒エージェントneo
【公式】
https://www.daini-agent.jp/
学歴や職歴は問われません。20代特化。
- ライフシフトラボ(キャリア相談)
【公式】
https://lifeshiftlab.jp/
40代〜50代限定のキャリア相談。無料カウンセリングがあるので利用が手軽です。
転職(仕事を辞める)という選択肢は逃げではありませんし、立派なひとつの選択肢です。
逃げの転職のデメリット【癖が付く?】


逃げの転職をしても良いのですが、少なからずデメリットが付いてきます。
- 内定が貰いづらくなる
- 即戦力にならない
- 転職に逃げ癖が付く?
以下からは逃げの転職のデメリットを紹介します。
(※逃げの転職のデメリットですが、ここでは早期退職のデメリットをメインに解説します)
内定が貰いづらくなる
ブラック企業だったという理由を除き、基本的に早期退職は内定が貰いづらくなります。
特に面接では、早期退職をしてしまった理由を話した時点で”これは受からないかも…”と感じることがあります。
これは実際に私も経験しましたが、面接中にかなりの絶望感を味わうこともあります。
なので、逃げの転職で早期退職になってしまった方は、内定が貰いづらくなる覚悟を持っておきましょう。
即戦力にならない
早期退職はスキルや経験が身についていない為、即戦力にはなりません。
しかし、中途採用する企業は即戦力を求めています。
このままだと、中途採用する企業と相反する人材になっているので対策が必要です。
その対策法は、早期退職となってしまった短い期間に学んだことや経験を少しでも良いので話す。これしかありません。



そんな短い期間の経験を話したって効果無いでしょ(笑)
と思った方。
これが意外と効果的です。
後にも解説しますが、私は3ヶ月で退職した経験があります。
その会社では主に電話営業をしていて、1日100件ほどの電話営業を行なっていました。
この”1日100件ほどの電話営業”が転職活動の特に面接では効果的でした。
「電話でお客さんと話すのは問題ないんだね」
と面接官から言われ、”電話対応の業務に関しては問題なし”という評価を受けました。(この評価は私が入社してからその時の面接官に直接聞けました)
このように、逃げの転職をしたときにはある程度の対策が必要です。
転職に逃げ癖が付く?
嫌な仕事から逃げるように転職すると、逃げ癖が付くかもしれません。
ですが、これはすべての方に当てはまる訳ではありません。
以下のような方は逃げ癖が付く可能性が高いです。
逃げ癖が付く可能性が高いケース
- 早期退職だったけど転職先がすぐに決まった!
- プロジェクトの途中でもなんだかんだ転職出来た!
- 短期離職の経歴を面接で突っ込まれることがなかった!
要するに、嫌な仕事から逃げるように転職したのに、転職活動で特に苦労を感じなかったというケースです。
この経験をしてしまうと、”早期退職を何回しても大丈夫かも”という思考になり得ます。
ですが、上記のような経験をしたからといって逃げ癖が100%付くとは限りません。
後で解説しますが、そもそも嫌な仕事から逃げてもかまわないケースがあります。
逃げの転職でも良い場合





どうしても転職することは逃げと考えてしまいます…
という方。
逃げ=絶対にダメという訳ではありません。
例えば、目の前で大きな建物が倒れてきているのにも関わらずその建物に向かって行く人はいないですよね。そんな時に人間は、自分の生命を脅かす対象から逃げます。
転職も同じです。
逃げても良い場合というのが必ず存在します。
- 明らかなブラック企業
- 人間関係が悪くなってしまった
- 次にやりたいことが明確
- とにかく嫌な仕事なら逃げる
- 会社の将来性が見出せない
これらに当てはまる場合は、逃げの転職でもかまいません。
順に解説します。
明らかなブラック企業
誰から見ても明らかなブラック企業というのが存在します。
ブラック企業の特徴
- 長時間労働
- 有給が取れない
- 残業代が支払われない
- パワハラやセクハラが常態化
など、これらの場合は逃げでも問題なしですし、早急に転職を考えるべきです。



でも、早期退職は転職で不利でしょ?
確かに、早期退職は不利になります。
しかし、ブラック企業の早期退職は別です。
ブラック企業を早期退職した場合
早期退職の経歴は内定が貰いづらくなることが事実です。
ですが、それは早期退職の理由が企業にとって不安を与えるからです。
例えば「人間関係がうまくいかなかった」が企業にとって1番不安を与える理由でしょう。
ブラック企業が原因で早期退職となった場合は別です。
「〇〇や〇〇があるブラック企業で働いてしまい、早期退職になってしまった」と言うことが出来ますし、企業はそれらの理由なら早期退職の経歴に納得してくれます。
ブラック企業で働いているのであれば、逃げの転職は有りです。
ちなみに、こちらの厚生労働省の公式HPでは過去1年間で労働基準関係法令違反をした企業が載っています。
さらに、現在進行形で上司との仲が悪い方は下記記事を参考に。
>> 頭がおかしい上司の特徴と3つの対策【関わるのは時間の無駄】
人間関係が悪くなってしまった
”人間関係で退職するのは逃げだ!”という意見もあります。
確かに、転職や退職をしても今の人間関係からは解放されますが、次の転職先で新たな人間関係が発生します。
つまり、”人間関係で退職するのは逃げだ!”という意見は、『次の転職先でも人間関係が悪くなってしまった場合、また退職することになるので耐えましょう』ということです。
この意見は正論だと思います。
ですが、悪くなった人間関係の修復には時間が掛かりますし、もしかしたらどちらかが定年退職するまで人間関係が悪いままかもしれません。
そんな辛い時間を過ごしながら働くはしんどいですよね。
職場の人間関係が悪くなってしまった場合は、他人から逃げと思われても転職をするべきです。
次にやりたいことが明確
早期退職や業務の途中といった、逃げと思われるような転職でも、次にやりたいことが明確な方はチャレンジすべきです。
逃げの転職でもOKですし、すぐに転職活動を始めることをおすすめします。
転職をするなら、少しでも若い年齢のほうが間違いなく有利です。
ですが、”次にやりたいことが無いけど逃げたい…”という方もいるはずです。
そんな方は下記記事を覗いてみてください。
>> 20代で何がしたいかわからない人の仕事の見つけ方【3つの方法】
今後の方向性が少しだけ定まるかもしれません。
とにかく嫌な仕事から逃げる
人には相性の良い人と相性の悪い人がいますし、仕事にも向き不向きがあります。
ですが、これらは実際に仕事を始めてみなければ分かりません。
そして、実際に仕事をしてみて自分に合わないのであれば逃げても構いません。
あなたにとって今の仕事が『とにかく嫌な仕事』なのであれば、逃げたほうが健全です。
しかし、この転職は後から後悔する可能性もあります。
次の記事で詳しく解説しているので、興味のある方はぜひ。
会社の将来性が見出せない
会社の将来性が見出せないのであれば、転職しても問題なしです。
他人から逃げと思われても関係ありません。
会社の将来性が見出せない
- 業績が下がっている
- 辞めていく社員が多い
- 衰退産業
- 悪い体質が続く会社
現在働いている会社がこれらに当てはまり転職を決断したのなら、すぐに行動を起こすべきです。
特に20代の方は早めの行動をおすすめします。
20代の方は転職を決断
会社の将来性が見出せない状況で、働き続けることはデメリットです。
当然ですが、現在20代の方は、20年後や30年後には40代や50代になっています。
40代や50代になってその会社が倒産したら、どうやって収入を得ますか?



倒産したときに、転職すればいいんじゃない?
確かに、他の企業でも使えるスキルや経験が身についていれば、転職が可能です。
しかし、他の企業で使えるスキルや経験が無い場合には、40代・50代の転職はかなり厳しくなります。
【他の企業で使えるスキルや経験が身につかない】+【会社の将来性が見出せない会社】の場合は、転職をおすすめします。
おすすめの転職ツール・キャリア相談
- リブズ(転職サイト)
【公式】
https://career.prismy.jp/
20代〜30代まで男女問わず利用可能。面談なども不要です。
- 第二新卒エージェントneo
【公式】
https://www.daini-agent.jp/
学歴や職歴は問われません。20代特化。
- ライフシフトラボ(キャリア相談)
【公式】
https://lifeshiftlab.jp/
40代〜50代限定のキャリア相談。無料カウンセリングがあるので利用が手軽です。
逃げの転職をするかどうかは総合的に判断


逃げの転職は総合的に判断するべきです。
経歴
私の経歴は以下です。
新卒で入社した会社を3ヶ月で退職
↓
フリーター
↓
2社目の正社員を11ヶ月で退職
↓
約半年の空白期間
↓
(契約社員を2週間で退職)
↓
現在3社目の正社員
転職回数多めです。
こういった複数回の転職をした理由としては、
- 何十年もこの企業にはいられない
- 人間関係が多少合わない
- やりたい仕事ではなかった
これらの理由で辞めました。早期退職ですし、逃げですね。
転職は逃げるが勝ちの場合も有り
しかし、結果的に逃げて正解だったかなと思います。
ストレスが多く、何十年もいることが考えにくい仕事に時間を費やすのは人生の無駄です。
逃げた結果、現在の職場に行き着きましたが、ワークライフバランスもありますし、かなりストレスフリーです。
転職は逃げるが勝ちの場合もあります。
転職(仕事を辞めること)が逃げと感じる理由【甘え?癖が付く?】:まとめ


本記事では下記を解説しました。
- 転職(仕事を辞めること)が逃げと感じる理由
- 逃げの転職のデメリット
- 逃げの転職でも良い場合
- 実際に逃げの転職をした結果
最後まで読んでいただきありがとうございます。
逃げの転職は、決して悪いことではありません。
人それぞれ合う仕事と合わない仕事がありますし、それは実際に働いてみないと分かりません。
人生の時間は意外と限られています。
あなたに合った仕事を見つけましょう。
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